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岐阜が廣田のプロ初弾で今季初勝利、4連勝中の北九州下す

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[4.15 J2第8節 岐阜1-0北九州 長良川]

 FC岐阜が今季初勝利を飾った。最下位の22位に沈む岐阜はホームで4連勝中の6位ギラヴァンツ北九州と対戦。MF廣田隆治のプロ初ゴールで1-0で勝利した。3戦連続無得点だったが4試合ぶりのゴールを奪うと、完封勝利を果たした。開幕から7戦勝ちなし(2分5敗)と低迷中だったが待望の白星を手に入れた。対する北九州はクラブ史上最多記録と4連勝中だったが黒星を喫した。

 試合後、2012シーズン初白星に岐阜の行徳浩二監督は「これまでゲーム内容は良くなっていたが勝てなかったり、勝利が遠かった。今日は選手が最後までよく戦った。最近の試合では質は上がっていたので、あとは自信だけだった」とコメント。「選手たちが最後まで走り切ったので、勝利の神様が微笑んでくれた」と笑顔をこぼした。

 チームを勝利に導いたのは、昨季から2種登録されており、今季神戸U-18から入団した高卒ルーキーの廣田だった。0-0で迎えた後半10分、MF李漢宰が落としたボールをMF山崎正登がPA左へ浮き球パス。抜け出た廣田がPA左ゴール前、胸トラップから右足シュート。落ち着いてゴールを奪った。廣田のプロ初ゴールが決勝点となり、岐阜が1-0と勝利を飾った。

 決勝点を決めた廣田は「チームが勝てていない中で決勝点を取れたので良かった」と笑顔。「先輩に何か買ってもらいます」と言うとハニかんだ。

 この日の岐阜は果敢な攻撃で相手を押し込んだ。終わってみれば、岐阜のシュート数は15本と北九州の8本を大きく上回る結果。序盤からFW井上平らが積極的にシュートを狙った。前半4分には李がミドルシュート。これはGK正面だった。その後はMF服部年宏のFKからチャンスを演出。井上のシュートはクロスバー上へ外れた。0-0で前半を折り返すも、ルーキーが値千金の決勝点。若手の踏ん張りに守備陣も応え、完封勝利を手にした。

 一方、敗れた北九州はこの日は1点が遠く。5戦ぶりの無得点で敗戦を喫した。4戦3発の活躍中だったFW渡大生が先発するも、シュートまで持ち込めず。後半からはFW加部未蘭も出場したが、零封負け。連勝は4でストップした。

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