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ともに今季未勝利の清水vs甲府は1-1ドローに

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[3.20 ナビスコ杯第1節 清水1-1甲府 アイスタ]

 20日、13年のナビスコ杯が開幕。予選リーグ第1節が行われ、Aグループの清水エスパルスヴァンフォーレ甲府戦は前半9分にMF八反田康平の公式戦2戦連発となるゴールで清水が先制したが、甲府は同32分にFWウーゴのゴールで追いつき、1-1で引き分けた。

 今季J1で2分1敗の清水は20歳のGK櫛引政敏が公式戦初出場。19歳のDF犬飼智也がCBとして今季初出場し、3トップの中央でFW伊藤翔が今季初先発した。一方、復帰したJ1で1分2敗とこちらも未勝利の甲府は、昨年福岡でプレーしていたGK河田晃兵が甲府での初出場を果たし、流通経済大から加入したFW河本明人がプロ初先発を果たした。

 右の河井陽介、左の吉田豊の両SBが高い技術でボールを落ち着かせ、ポゼッションで主導権を握った清水が前半9分に先制する。左中間でポストに入った伊藤が左前方のスペースへボールを送ると、走りこんだMFイ・ミンスが左足でクロス。中央へ飛び込んだ八反田が難しいバウンドのボールを左足で合わせてゴールへ押し込んだ。

 リードを奪われた甲府は14分にカウンターからMF平本一樹の放った強烈な左足シュートがゴールを捉えるが、これは櫛引が左へ跳んでファインセーブ。ただし、徐々に出足が速くなった甲府は河本のドリブルなどをアクセントに押し返すと、32分に同点に追いついた。河本が獲得した左FKのクリアボールをDF土屋征夫が浮き球でPAへ落とすと、これをコントロールしたウーゴが左足シュートを決めた。

 清水は1-1の後半開始から元甲府の190cmFWバレーを投入。さらに17分には185cmFW瀬沼優司をピッチへ送り出した。迫力を増した前線がFKやロングスローなどからゴールへ迫ると、24分には吉田の左クロスをファーサイドのMF村松大輔が決定的なヘディングシュート。一方、甲府は28分にショートカウンターから交代出場のMF堀米勇輝の放った左足シュートが右ポストをかすめた。

 土屋が負傷退場するアクシデントのあった甲府に対し、終盤は清水が再び押し込んだ。だが、アディショナルタイムに交代出場のMF内田健太が放った左足FKやバレーの決定的な右足シュートで相手ゴールを襲うものの、粘る甲府から勝ち越し点を奪うことができず。1-1で引き分け、ともに今季初勝利を挙げることはできなかった。
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