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「あれだけ枠が空いていて…」2年半で11度対戦のG大阪と広島、ルヴァン杯準々決勝でまたも激突

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 ナビスコ杯から大会名称を変更したJリーグYBCルヴァンカップの決勝トーナメント組み合わせ抽選会が3日、行われ、2年ぶりの優勝を目指すガンバ大阪は準々決勝で昨季Jリーグチャンピオンのサンフレッチェ広島と対戦することが決まった。

 前々回大会決勝と同一カードとなった一戦。2年前はG大阪が3-2で制し、7年ぶり2度目のカップ戦制覇を成し遂げた。昨季はJリーグチャンピオンシップ決勝と天皇杯準決勝でも対戦。チャンピオンシップ決勝は広島が1勝1分で頂点に立ったが、天皇杯準決勝はG大阪が3-0で完勝し、リベンジを果たしている。

 抽選順は浦和、G大阪、広島、大宮、神戸、FC東京、横浜FM、福岡の順だった。2番目と3番目にくじを引いた2チームがいきなり対戦することになり、G大阪に続いて抽選した広島のMF柏好文は「あれだけ枠が空いていて……」と苦笑い。「ガンバとはここ1、2年で何回もやっている。あまりやりたくなかったけど、熱い戦いを繰り広げられれば」と気持ちを奮い立たせた。

 G大阪がJ1に復帰した14年以降、ここ2年半の間に2チームが対戦した回数は実に11回(リーグ戦5試合、ナビスコ杯1試合、天皇杯2試合、チャンピオンシップ2試合、富士ゼロックススーパー杯1試合)。G大阪のドロワーを務めたMF遠藤保仁も「このところよく対戦しているので、やりづらいチーム」と警戒する。

 今季の富士ゼロックススーパー杯は広島が3-1で勝ったが、リーグ戦はG大阪がアウェーで3-1で快勝している。過去2年半の対戦成績はG大阪の6勝2分3敗だが、遠藤は広島との相性について「勝ったり負けたりなので何とも言えない」と率直に語った。

 決勝トーナメントから大会名称もナビスコ杯からルヴァン杯に変わる。遠藤は「長い間、『ナビスコ杯』と言ってきたし、違和感はある」としながらも「名前が変わって最初の大会。ある意味、記念すべき大会だし、初代チャンピオンになれるように頑張りたい」と、ルヴァン杯初代王者の座を貪欲に狙っていく。

(取材・文 西山紘平)

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