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決勝前日も“マイペース調整”の浦和FW興梠「何も変わらず平常心で」

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前日練習もマイペースで調整した浦和FW興梠慎三

 サッカー人生初のハットトリック達成で乗りに乗っている。9日のルヴァン杯準決勝第2戦・FC東京戦(3-1)で3ゴールを決めた浦和レッズのFW興梠慎三は「何も変わらず、平常心でやることが大事。最近戦っているようにやれば大丈夫」と、決勝を翌日に控えても平静を保っていた。

 “マイペース”なのは調整方法も同じだった。ボール回しなどのメニューを消化し、ハーフコートでのミニゲームに移ると、興梠は一人、チームの輪を離れ、ランニングやダッシュなど別メニューで調整した。

「あんまり前日はやらなくていいタイプ。ミシャ(ペトロヴィッチ監督)が『やらなくてもいいよ』というので自分の調整でやった。コンディション的には変わらず問題ない」

 FC東京戦は「サッカー人生で一度は経験したかった」というハットトリックを達成し、チームを決勝の舞台に導いたが、決勝が同じような展開になるとは考えていない。

「(FC東京戦は)第1戦に2-1で勝っていて、相手が出てこないといけない状況で、スペースもあった。今回は1点勝負。あんなスペースもないと思うし、難しい戦いになる」と気を引き締めると、「それでも1試合に1回はチャンスが来る。そのチャンスで取れるようにしたい」と、鹿島時代の12年大会以来、自身3度目となるルヴァン杯制覇へ意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)

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