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パリ五輪エース候補FW中島大嘉がビッグチャンス連発も…鳥栖vs札幌はスコアレスドロー

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[3.8 ルヴァン杯A組第1節 鳥栖 0-0 札幌 駅スタ]

 試合後の表情が逃したチャンスの大きさを物語っていた。北海道コンサドーレ札幌FW中島大嘉は今季の公式戦初先発となったグループリーグ開幕節サガン鳥栖戦でノーゴール。試合中には何度も決定機が訪れたが、いずれもネットを揺らすことはできず、試合も0-0のドローに終わった。

 この日の中島は前半19分、自陣でスローインを受けてFWミラン・トゥチッチと豪快なカウンターを仕掛け、GK内山圭との1対1に持ち込んだが、右足シュートは相手の手中。同26分にはこの日がJリーグデビューとなったDF岡田大和からのクロスに反応し、左足ハーフボレーで狙ったが、枠を捉えられない。

 後半もその流れは変わらず、後半29分にはMF浅野雄也の浮き球をペナルティエリア右で受けたが、右足でのボレーシュートはまたしても大きく枠外。同38分、DF福森晃斗からの鋭いクロスボールに足を伸ばして合わせたが、爪先に当たったボールはゴールの上に飛んでいった。

 188cm、88cmのフィジカルを活かしてパリ五輪世代のエース候補として期待されるストライカーだが、今季のJ1リーグ戦では3試合でわずか20分間余りの出場。レギュラー奪取に向けて結果で存在価値を示したいところだったが、アピールとはならず。試合後の整列では悔しそうな表情を浮かべていた。

 なお、この日の札幌は22歳のDF中村桐耶、21歳パリ世代の岡田、トップチーム昇格1年目のDF西野奨太が3バックを形成。中村と岡田は攻撃参加でも見せ場をつくり、西野は対人の守備対応で強さを発揮するなど、若手守備陣のアピールが目立った。

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