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[国体少年男子]得意の攻撃参加から左足で先制弾も、逆転負け。新潟県左SB芹澤飛勇は「チームで頑張っていきたい」

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前半28分、新潟県左SB芹澤飛勇(アルビレックス新潟U-18、2年)が先制ゴール

[10.12 国体少年男子1回戦 福岡県 2-1 新潟県 OSAKO YUYA stadium]

「ゴール決めて良かったんですけれども、やっぱり勝ちたかったですね」

 新潟県の左SB芹澤飛勇(アルビレックス新潟U-18、2年)は、逆転での初戦敗退を悔しがった。U-15日本代表候補歴を持つレフティーは、インターセプトから左足シュートを打ち込むなど、入りよく試合を進めたチームの中で前への姿勢を見せる。

 そして、前半28分、左サイドでMF竹ノ谷颯優スベディ(新潟U-18、1年)のパスを受けると、ゴール方向へ向かい、そのまま左足を振り抜く。「あれはずっと練習してきていたので、思い切り振り抜きました」という一撃がゴール右隅に決まり、先制点となった。

 前半、新潟県は相手の背後を的確に突きながらボールを保持して多彩な仕掛け。だが、後半は「相手が前から来ている分、逆に自分たちは繋ごうとして、そこから引っかかって、シンプルに背後蹴っていれば良かった」(芹澤)。相手が戦い方、ボールの繋ぎ方を変えてくる中、上手く対応できなかったことを古寺広幸監督(新潟工高)らコーチ陣は残念がっていた。

 後半に逆転された新潟県は、芹澤の左足CKからチャンスも作る。最終ラインの要、CB木間司主将(新潟明訓高、1年)が負傷交代する中で良く戦ったが、2点目を奪うことができず、1-2で敗戦。芹澤は「(個人として、)もっと運動量やオーバーラップだったり、攻撃とかに係れたら良かった。今後、この悔しさをバネに(新潟U-18)プリンスリーグ(北信越1部)今3位で、プレミア行くためにチームで頑張っていきたい」と誓っていた。

 勝てば2回戦の対戦相手は茨城県で、鹿島アントラーズつくばジュニアユース(茨城)出身の芹澤にとっては旧友たちとの戦いが実現するチャンスだった。「やりたかったです」。芹澤は50m走6秒台前半の俊足と体力、左足キック、攻守両面でチームに貢献できることが強み。思うようにプレーできない時の立て直す力など課題を改善し、また旧友たちと対戦することや上のステージで活躍することを目指す。

(取材・文 吉田太郎)
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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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