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“パリ五輪世代”U-22アルゼンチン代表を率いるマスチェラーノ監督、U-22日本の印象語る「興味深い選手がいる」

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ハビエル・マスチェラーノ監督

 U-22日本代表は18日、IAIスタジアム日本平でU-22アルゼンチン代表と対戦する。アルゼンチンを率いるのは元アルゼンチン代表で、バルセロナでも活躍したハビエル・マスチェラーノ監督。来年1月に控える南米のパリ五輪最終予選に向け、「非常にいい対戦機会になる」と本気モードだ。

 日本は4月にパリ五輪最終予選が待つが、アルゼンチンが戦う南米予選はさらに早い1月に行われる。FWリオネル・メッシが金メダルを獲得した2008年北京五輪以来の頂点を目指し、残りわずかの時間で調整を進めている。

 招集メンバーには三笘薫とチームメイトのMFファクンド・ブオナノッテや、元アルゼンチン代表フェルナンド・レドンドを父に持つMFフェデリコ・レドンド(アルヘンティノス・ジュニアーズ)、MFニコラス・パス(R・マドリード)、FWティアゴ・アルマダ(アトランタ・ユナイテッド)など若き才能が揃う。「12月によりハードな合宿を行うので、できるだけ多くの選手のパフォーマンスを見たかったが、大半は呼ぶことができた」とベストな人選ができたようだ。

 マスチェラーノ監督は今年5月のU-20ワールドカップでもU-20アルゼンチン代表を率いており、大会直前にはU-20日本代表と対戦していた。そのとき対戦した日本人選手で今回のチームに選出されているのは3人。MF松木玖生(FC東京)やMF福井太智(バイエルン)、FW福田師王(ボルシアMG)だ。

 アルゼンチン指揮官は日本の試合もチェック済み。10月に常連組が参加したアメリカ遠征だけでなく、9月10月に初招集組で構成されたアジア競技大会も分析した。日本について「常に試合の中で主導権を握ろうとしており、支配しようとしている」と印象を語る。「いくつかのポジションで興味深い選手がいる。観た試合の中では積極的にゴールに向かい、個人のレベルも非常に高い」と警戒をしていた。

(取材・文 石川祐介)
石川祐介
Text by 石川祐介

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