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送別試合で先制点の大津、代表落選は「妥当」

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[5.23 ほけんの窓口プレゼンツ 藤田俊哉送別試合 ジュビロスターズ4-3ジャパンブルー 国立]

 ジャパンプルーの一員として先発出場したFW大津祐樹(VVV)が前半5分に先制点を決めた。MF前園真聖とのワンツーからゴール前に抜け出し、落ち着いて右足でゴール。「先輩からいいボールが来たら後輩は決めないといけない」と白い歯をこぼした。

 19日にシーズンを終えて帰国したばかりだったが、チームメイトで元磐田のFWカレン・ロバートとともに元日本代表MF藤田俊哉の送別試合に参加。「小さいころからあこがれていた選手の一人。そういう選手とプレーできる機会を与えてもらってうれしい」と、国立でのプレーを楽しんだ。

 チームは昇降格プレーオフに敗れ、来季の2部降格が決まった。今季から2年契約で加入した大津だが、22試合出場(うち先発8試合)にとどまり、1ゴール4アシスト。終盤の5試合は出場機会がなかった。この日発表された日本代表メンバーからも落選。「今の状態、チームの状態を考えれば妥当だと思う。このタイミングで外れて、またがんばろうという気持ちになる」と前を向き、2部でプレーすることになる来季に向け「一番大事なのはゴール、アシスト。結果を残すことが一番大事。来季はそこを大事にしたい」と、あらためて決意を語った。

 また、契約満了に伴い、今季限りでVVVを退団することが決まっているカレンは自身の去就について「まだ何も決まっていない」と説明。日本に戻る考えはなく、「向こうでやることを考えている」と、欧州で移籍先を探していく。

(取材・文 西山紘平)

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