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マイアミの奇跡のキャプテン前園氏がリオ五輪代表にエール「本番で素晴らしい成績を」

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 元日本代表の前園真聖氏が11日、六本木ヒルズで行われた「キットカット 日本酒」発売記念 J-WAVE番組収録に元日本代表の中田英寿氏らとともに出席した。イベント後に取材に応じた前園氏は、アジア王者としてリオデジャネイロ五輪に臨むU-23日本代表にエールを送った。

 前園氏は1996年に開催されたアトランタ五輪に出場した日本代表を主将として牽引。五輪予選で28年ぶりの切符を勝ち取ると、本大会のグループリーグ初戦では、ブラジル代表を1-0で下し、「マイアミの奇跡」と呼ばれる大番狂わせを演じた。

 前評判の低かった現U-23日本代表が最終予選に臨むにあたり、「本当に心配だった」と話した前園氏。ただ初戦の北朝鮮戦に勝てたことが大きかったと説くと、「いろいろ言われていたが、試合ごとに成長していった。本番では素晴らしい成績を出してほしい」と続けた。

 今後のメンバー選考についても言及。予選は23人で臨んだが、本大会は18人で戦わなければならず、さらにオーバーエイジ(24歳以上、OA)枠の3選手の使い方も今後の選考ではカギを握ることになる。

 前園氏は「予選決勝で戦った韓国、その前のイラクと、結果は出たが、冷静に比べると個の力で劣っていた」と分析。ただ「僕が出場したアトランタでは(OAは)使いませんでしたが、OAはチームの選択。メダルに向けてどう戦うか、位置づけがしっかりしていればどちらでもいい」と話した。

(取材・文 児玉幸洋)

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