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どんな悪天候でも快適なプレーが可能に…靴底に泥が付かない画期的なスパイクが登場

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 敵は相手チームだけではない。悪天候のゲームでは、スパイクにこびりつく「泥」もプレイヤーにとっては大きな障害=敵になる。時間が経つごとにスパイクは重くなり、ピッチに足を滑らせ、時には足がすくわれることもある。

 ナイキのフットボールスパイク「アンティクロッグ スパーク ブリリアンス パック」 がこの忌まわしき問題を解決した。スパイクの靴底のプレートに泥がこびりつくのを防ぐ画期的なテクノロジー「アンティクロッグ トラクション」を2年以上かけて開発。ナイキ フットボール フットウェア担当のマックス・ブラウ氏は「どんな環境でも速いプレーを実現するために、この問題を解決すべく、試行錯誤を重ねた」と力説する。

「従来のスパイクは、ぬかるんだピッチでプレーするとアウトソールに土や泥が付着し、それが重みとなってスピードやグリップ性の低下を引き起こしてきた。そのため、プレイヤーはピッチでスパイク同士を叩き合わせたり、硬いブラシでこすることで泥を取り除いてきた」

 解決は困難と思われてきた難題だったが、素材科学技術と化学の専門知識を持つジェレミー・ウォーカー氏は「非常に難しい問題だからこそ、私はやりがいを感じた」と言う。さまざまな素材を試し、撥水性の向上を試みた。しかし、スパイク着用時にその機能を発揮し続ける素材は見つからなかった。

 そこで、今度は別の角度からのアプローチを試みた。「水をはじくのではなく、水を味方につけることでなめらかな層を作ると同時に、トラクション性能を損なわない技術を生み出そうと考えた」。ナイキのアンティクロッグ トラクション プレートには、水に接すると柔軟になる適応性ポリマーが含まれており、「親水性の高い素材を使用することでプレートへの泥の付着を防ぐことに成功した」と説明する。

「世界中のプレイヤーに『ナイキ アンティクロッグ トラクション』を試してもらったところ、ピッチを出るときに、いつもの習慣でスタッドの泥を落とそうとして、そこでほとんど泥が付いていないことに気づいた。そんなことが可能なのかと信じられないような顔をしていたが、本当なのです」

 どんな状況でも快適なプレーを可能にする最先端のテクノロジーで、ライバルたちに差をつけろ。現行のティエンポ、マジスタ、ハイパーヴェノムの各モデルをベースにした「アンティクロッグ スパーク ブリリアンス パック」はNIKE.com、NIKE FOOTBALLアプリで今月23日より発売が開始されている。

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