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[全日本ユース(U-18)選手権]三菱養和SCユース、185cmFW木村が先制ヘッド

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[10.3 全日本ユース(U-18)選手権準々決勝 米子北高 0-2 三菱養和SCユース ひたちなか]

 185cmの大型ストライカーが“街クラブの雄”三菱養和SCユース(関東2)を国立へと導いた。前半16分、U-18日本代表候補MF玉城峻吾主将の左CK。ニアサイド、DFの頭上を超えたボールにFW木村陽一郎がドンピシャのタイミングで飛び込む。打点の高いヘッドから放たれたシュートが完ぺきにゴールを破り、先制ゴールとなった。

 「相手に180cmの選手がいなかった。比較的簡単に取れたと思う。いい時間帯にゴールが取れてよかった」と喜んだ木村。この後も再三決定的なチャンスに絡み、相手ゴールを脅かし続けた。後半、右MF田鍋陵太のパスから絶妙なトラップでDFを置き去りにしながら、再び訪れたGKとの1対1の場面でパスを選択したことを「その前に1対1で止められていたので・・・。次は自分で打ちます」と猛省していたが、その豪快なプレーはこの日前線で十分な輝きを放っていた。
 
 大分U-18戦で試合終了間際に決めた決勝弾に、広島ユース戦での2発。そしてこの日の先制ゴールと調子は上々だ。次戦は横浜FMユースとの“国立決戦”。木村は「初めて国立でできる。高校で国立でサッカーが出来るのは今回が最後。準決勝も頑張って勝って国立へ行きたい」と「エースストライカー」は意気込んだ。

<写真>前半16分、先制ゴールを決める三菱養和SCユース・木村(左)
(取材・文 吉田太郎)
高校サッカー・全日本ユース2009

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