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[全日本ユース(U-18)選手権]米子北の進撃、ついにストップ

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[10.3 全日本ユース(U-18)選手権準々決勝 米子北高 0-2 三菱養和SCユース ひたちなか]

 全国高校総体で鳥取県勢初の決勝へ進出し、今大会の出場権を獲得した米子北高。静岡学園高、浦和ユース、千葉U-18と強豪を連破してきた快進撃がついに止まった。三菱養和SCユースのパスサッカーを断ち切ることができず0-2敗戦。相手からいい形でボールを奪えず、ほとんど攻めることができなかった。

 準々決勝へ向けて「相手にサッカーをさせないということを中心にやってきた」(城市徳之監督)チームだったが前半にセットプレーから痛恨の失点。ここまではFW山本大稀とFW谷尾昂也の決定力で接戦をものにしてきたが、この日は少ないチャンスを生かすこともできなかった。ただ、初出場での8強進出に城市監督は「私たちは平均的なチーム。でも他と違うものがあれば闘っていけることが証明できたと思う」と胸を張った。

 次の目標は高校選手権鳥取県大会突破。今大会では全国的な強豪との戦いのため、守ることに重きを置かざるを得なかったが、今後は守りを固める鳥取県のライバルからどう得点するかが課題となる。今大会、7得点をマークした山本大は「自分たちはクラブチームとやれる機会があまりない。5試合できたことは選手権に向けて自信になる。ただ、このままではダメ」と話し、さらなるチーム力向上を誓っていた。

<写真>米子北は今大会7得点のFW山本大稀も不発に
(取材・文 吉田太郎)
高校サッカー・全日本ユース2009

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