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[総体]選手権で主力も怪我で現在はベンチスタート、佐賀東MF中原が思い込めた先制弾

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[6.3 全国高校総体佐賀県予選決勝 佐賀商高 0-5 佐賀東高 佐賀陸上]

 後半開始から出場したFW中原貴志(3年)が佐賀東高に待望の先制点をもたらした。0-0の後半17分、佐賀東は左SB川口高良(2年)の左クロスをファーサイドの中原が頭でゴールへ叩き込む。圧倒的にボールを支配しながらも相手GKの好守などで無得点が続いていたが、「自分の得意なヘディング。いいクロスが来た。自分の持ち味を出せたと思う」と微笑んだ背番号6の一撃で先制。これで勢いに乗ったチームは大量5得点を挙げて全国総体出場を決めた。

 1月の全国高校選手権では2試合で先発フル出場。だが、腰痛の影響で「最初からじゃもたない」と、現在はベンチから自分のできる役割をすることに専念している。それでも前日の準決勝は怪我もあり、悔しい途中出場・途中交代を強いられていた。だからこそ、決勝でチームに貢献したい思いが強かった。その思いを込めた一撃でヒーローとなった。

 12年岐阜国体で8強入りも経験しているFWは全国大会へ向けて「自分が点取ってチームに貢献できるように練習から必死で頑張る」。自分のできることを貫いて勝利に貢献する。

[写真]後半17分、佐賀東は中原(右)が先制ゴール

(取材・文 吉田太郎)

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