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[総体]高岡一DF二口がVヘッド!!教育実習で赴任中の兄の前で全国決める!:富山

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[6.8 全国高校総体富山県予選決勝 高岡一高 2-1 水橋高 高岡スポーツコア]

 殊勲の決勝ゴールを決めたヒーローは、「今までサッカーやってきた中であまり点は取れていなかった。一番嬉しい」と全国決定弾を喜んだ。その一撃が生まれたのは後半24分だった。高岡一はMF山田啓太(2年)が蹴ったFKを大外から飛び込んだ左SB二口大司(3年)が頭で合わせて決勝点を奪う。「(飛び込む際に)バランスを崩してコケかけた」という二口だが、体勢を整えて走りこむと「得意」という頭でゴールへ決勝点を押し込んだ。

 雄叫びとともに拳を握り締めてゴールを喜んだ二口。大仕事をしてのけた背番号3の下には次々とチームメートが駆け寄り、身体をぶつける手荒い祝福で千金弾を喜んだ。この日は教育実習のために同校に赴任中のOBで兄の大樹さん(金沢学院大)もベンチ入り。「個人的なアドバイスやチームに対してもアドバイスをもらっていた」という兄の前で全国を決めた。

 特別なスピードや攻撃力があるわけでない。それでも「チームメートに声をかけること」でチームの集中力を高め、そして得意のヘディングで攻守において貢献する。チームにとって41年ぶりとなる全国大会へ向けては「せっかく全国へ出るので優勝したい。富一に勝ったとか関係なく、チャレンジャーとして戦いたい」と力を込めた。

(取材・文 吉田太郎)

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