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[総体]浦和東は境田、菅の2トップが揃って4戦連発:埼玉

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[6.14 全国高校総体埼玉県予選準々決勝 市立浦和高 1-5 浦和東高 昌平高G]

 2人そろって4戦連発。浦和東高のFW境田悠史(3年)とFW菅貴彰(3年)の2トップが埼玉県内のDFたちの脅威となっている。この日は前半38分に、左サイドから独力で切れ込んだ菅が右足でゴール。境田はPKを失敗するなど決定機を逸し続けていたが、それでも果敢にゴールを狙い続けると、後半アディショナルタイムに左足でゴールを破った。

 鈴木豊監督が「きょう献身的にやってくれた」と感謝したように守備面での奮闘も光っていた2人だが、何より彼らの打開する力が相手を苦しめた。引いたりサイドへ流れたりして周りの選手にスペースを供給しながら、球際での力強さと鋭さを発揮。混戦を連係や個人のスキルの高さを活かして何度も相手のバックラインを切り裂き、大量得点をもたらす原動力となっていた。

 境田は「(菅とは)練習から結構話してワンツーとか意識している、目を合わせたりして裏出たり、足元入れたりしています」。2人のコンビネーションには自信を持っている。だが、同時にもっとできたという想いもある。「もう少しできたと思います。もうちょい判断速くして、落ちたり、裏出たり判断してできたらいい」と語った。全国大会出場権のかかる準決勝でも2人そろって連続ゴール数を伸ばし、全国切符を掴む。

[写真]後半アディショナルタイム、浦和東は境田が左足で5点目のゴール

(取材・文 吉田太郎)
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