beacon

[総体]サポートメンバーとして2年前の日本一経験している市立船橋MF椎橋「自分中心に発信できるように」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[8.7 全国高校総体準々決勝 市立船橋高 2-0 滝川二高 三木総合防災公園第2陸上競技場]

 市立船橋高のMF椎橋慧也主将(3年)は1年時の13年全国高校総体でサポートメンバーとして優勝を経験している。「いい雰囲気での優勝を間近で見させてもらっている。それのいいところを盗んで、自分中心に発信できるようにしています」と語った。

 意識しているのは連係面などについて、選手同士で普段から話し合うこと。「選手同士のコミュニケーションはホテル内でも食事中でもこうやったらこうしようねとか、(先輩たちは)少しの合わせるところをやっていた。それは自分らに足りないところでもあるので、意識してやっています」と宿舎でも、選手同士で意識的に高めていることを明かした。

 今大会、決して盤石の戦いが続いている訳ではないが、チームはしっかりと強さを示して4強入り。今大会の注目MFである椎橋も中盤で球際の厳しさを示し、ハードワークを続けて勝利に貢献した。「いい舞台でやっているので、ここは勝たないといけないだろうと鼓舞しまくって雰囲気上げてやっていますね」と微笑む。朝岡隆蔵監督が「強い代にはリーダーがいるし、活躍できるストライカーがいたりとかがある。(ストライカーの)永藤(歩)にはそうなってほしいし、椎橋にはそういうリーダーになってほしい」と期待する存在。指揮官は「長い宿泊で(時には)ちょっと崩れたりするけれど、いい緊張感を持ててやれている」とチームがいい雰囲気で大会を進めていることを認めた。リーダーである椎橋中心にチームはこの雰囲気を維持して準決勝、決勝を戦う。

「(身体の)ケアとかはスタッフ一同が自分らのためにやってくれて、自分らも心がけている。管理の部分は自分中心にやっている」と椎橋。周りのサポートに感謝するMFは「きょうは何本かチャンスあったのに、試合を決めきることができない中で、守備も集中してできた。でも、決められればもうちょっと楽になったと思います。自分らの課題は試合を決めきる得点力がないこと」。真摯に課題と向き合いながら、チームが成長することと、勝つことにこだわって、まずは8日の準決勝を突破する。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
【特設ページ】高校総体2015

TOP