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鹿児島実は系列のFC KAJITSU出身6選手が先発。惜敗もダイレクトのパス交換で勝負し、「ここから」

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鹿児島実高の1年生CB吉村太希は高さを発揮するなど健闘

[5.27 インターハイ鹿児島県予選準決勝 鹿児島実高 0-2 鹿児島城西高 OSAKO YUYA stadium]

 鹿児島県内最多27回目のインターハイ出場を目指した鹿児島実高は、準決勝で惜敗した。この日は10番FW伊地知龍之介(2年)ら系列のFC KAJITSU出身6選手が先発出場。前半はダイレクトでのパス交換など目指してきたサッカーを表現し、やや優勢に試合を進めていた。

 中でもFC KAJITSU出身の1年生CB吉村太希は185cmの高さを活かしたヘッドで健闘。相手の徹底したロングボール攻撃を頭で幾度も跳ね返して見せ、「あれだけ打点高くやれていた。(相手のレベルも上がり、)今日はできないかなと思っていた」という森下和哉監督も高く評価していた。

 後半、勝負どころで鹿児島城西高のエースFW前田隼希(3年)に差を付けられたこと、また前半のようなアグレッシブなビルドアップができなかったことが敗因に。攻撃の迫力を欠いた部分もあったが、中高一貫で取り組んでいることを変えるつもりは全く無い。

 指揮官は「ここからですね。ウチらは徹底してやるしかない」と前向きだ。そして、「(負けて悔しいが、選手たちと)切り替えてやるしかないねと。明日の3決からやるだけ。今やっていることを徹底してやります」。全国で勝負できる個とチームを目指して取り組みを続け、選手権で結果を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)
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