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[CL]先発復帰の香川が決勝点をアシスト。ユナイテッドは白星発進!!

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は19日、欧州各地でグループリーグ第1節を行った。グループHでは、日本代表FW香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)がホームでガラタサライ(トルコ)と対戦し、1-0で勝利した。11日に行われたW杯アジア最終予選の日本対イラク戦(1-0)以降の試合を、腰痛で欠場していた香川だが、この日はスタメンに復帰し、後半39分までプレーした。MFマイケル・キャリックの先制点をアシストし、勝利に貢献している。

 昨シーズンはグループステージ敗退に終わったマンチェスター・Uは、ウィガン戦(4-0)でベンチスタートだった香川とFWロビン・ファン・ペルシーがスタメンに復帰した。1トップにファン・ペルシー、トップ下に香川が入り、右SHにアントニオ・バレンシア、左SHにナニが入る4-2-3-1で試合に臨んでいる。

 立ち上がりに試合は動く。前半7分、ユナイテッドはボランチのキャリックが、ファン・ペルシー、香川とのワンツーで最終ラインを抜け出すと、最後はGKフェルナンド・ムスレラを倒れながらかわして、先制点を決めた。1点をリードしたユナイテッドだが、その後はなかなか攻撃の形をつくることはできない。前半10分にはMFスコールズのパスミスからガラタサライの速攻を受けると、MFフェリペ・メロのシュートがクロスバーを叩くなど、ピンチを迎えた。

 前半33分にはナニとの連係から香川がPA内に侵入して倒されたが、ホイッスルは鳴らず。逆にガラタサライは同39分にセットプレーからMFアルティントップが決定的なシュートを放つが、わずかに右に外れてゴールを決められない。1-0とユナイテッドがリードして、前半を折り返した。

 後半のキックオフ直後には、バレンシアとのパス交換から香川がチャンスを迎えたが、シュートはDFにブロックされる。さらに後半8分にはDFラファエルがPA内で倒されてPKを獲得。今シーズン、リーグ戦でもPK失敗が続いているユナイテッドは、ナニがキッカーを務める。しかし、ナニのシュートはGKムスレラに止められてしまい、追加点を挙げられなかった。

 後半11分にはガラタサライのMFセルチュク・イナンがアルティントップのクロスからヘディングシュートを放ったが、これも右ポストをかすめて外れている。同17分にもガラタサライは速攻からチャンスを得るが、FWブラク・ユルマズ、MFエムレ・コラクのシュートは、GKデ・ヘアがしっかりと弾き出した。

 ユナイテッドは後半34分、昨年12月に潰瘍性大腸炎を患い、長期離脱していたMFダレン・フレッチャーを起用する。オールド・トラフォードは約10か月ぶりに公式戦に復帰したスコットランド代表MFをスタンディング・オベーションで迎えた。後半39分にファーガソン監督はFWウェルベックをピッチに送り込み、香川をベンチに下げた。結局、前半にキャリックが挙げたゴールを守り抜いたユナイテッドが、1-0でガラタサライに勝利している。


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