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[CL]逆転信じるモイーズ監督、周囲の雑音一蹴「不満が渦巻くのは当たり前」

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 マンチェスター・ユナイテッドは19日、ホームでUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦第2戦のオリンピアコス戦を行う。敵地での第1戦を0-2で落としたユナイテッドだが、前日会見に臨んだデイビッド・モイーズ監督は逆転突破へ向け、気合を込めた。『uefa.com』が伝えている。

 史上稀にみる苦境に陥っているユナイテッド。16日に行われたリーグ戦のホーム・リバプール戦で0-3の大敗を喫したことで、モイーズ監督への風当りは強さを増している。長い目で見ていたユナイテッドフロントも、さすがに周囲の意見に耳を貸さざるを得なくなってきている。

 モイーズ監督も「最大のライバルの一つ(リバプール)にあのような形で負けてしまったら、不満が渦巻くのは当たり前」と認める。ただ「(リバプールとの試合が)終わった後は、すぐにこの試合に集中していた。ここに焦点を合わせている」と雑音をシャットアウト。

 不満を抱くサポーターには「ファンはこのマンチェスター・ユナイテッドのホームで、チームが大きな成功を収めるのを目の当たりにしてきた。そして今後も、同じような成功を見ることができるはずだ。この点について、私には何の疑いもないチームは必ず、再び立ち上がる」とメッセージを送った。

 しかしこの試合でも苦しい立場にあることに変わりはない。モイーズ監督は最後まで最善を尽くすことを誓っている。

「選手たちも、自分たちがもっとうまくプレーできることは知っている。それを疑問に思っている選手はいないはずだ。これまでは思うように実力を見せられないでいるが、明日の試合では能力を発揮するよう努力するつもりだ」

「今シーズンは思ったように進んでいないが、今、最も大切なのはオリンピアコス戦を戦い、突破を目指すことだ。ここで逆転できれば、我々にとっては大きなプラス材料となる。自らを厳しい状況に追い込んでしまったのは事実だが、我々には大きな信念がある」

「我々は敗戦に慣れていないので、今季は全員にとって難しいシーズンになってしまっている。誰もがこのクラブのために戦いたいと思っている。逆転突破を約束することはできないが、全員が戦い、このユニフォームに敬意を示すことは断言できる。試合後にはきっと、ファンも我々のことを心から誇らしく思ってくれるはずだ」

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