[4.23 欧州CL準決勝第1戦 R・マドリー1-0バイエルン]

　UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は23日、準決勝第1戦を行い、12シーズンぶりの優勝を狙うレアル・マドリー(スペイン)はホームで前回王者のバイエルン(ドイツ)と対戦し、1-0で競り勝った。互いに今季3冠の可能性を残す両雄の激突。注目の第1ラウンドはレアルが先勝し、29日の第2戦ではバイエルンのホームに乗り込む。

　前半19分に決勝点は生まれた。FWクリスティアーノ・ロナウドのスルーパスから左サイドを抜け出したDFファビオ・コエントロンのグラウンダーの折り返しをFWカリム・ベンゼマが右足で押し込んだ。鮮やかなカウンターでリードを奪うと、これが決勝点となり、1-0で勝利した。

　試合後、ゴールを決めたベンゼマは「気合は凄く入っていたし、勝利はとても重要だった。R・マドリーにとって良い結果だし、第2戦に向けて自信を持って挑める。大事なゴールだけど、より大事なのはR・マドリーが見せたプレーの質」と話した。

「組織がしっかりしたチームとの難しい試合だった」と前回王者・バイエルンとの戦いを振り返ったベンゼマだったが「相手はボールへのプレスが厳しかったけど、決定的なチャンスを作ったのは自分達の方」と胸を張った。

　第2戦は敵地で29日に行われる。「自分たちは自分達の仕事をとても高いレベルで続けていくだけ。決勝進出のためにチームが一つとなった働きをしないといけない。マドリディスタはチームをしっかり後押してくれた。今日のようなパフォーマンスを第2戦でも見せないといけない」。

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