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[CL]数的優位で精神的不利に モウリーニョ:「勝利の重圧に対処できなかった」

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 11日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグで、チェルシーパリSG(PSG)相手に優位に立ちながら、延長戦の末にベスト8進出を譲った。数的優位に立ちながら勝ち切れなかったが、ジョゼ・モウリーニョ監督はそのアドバンテージこそが弱みになったと考える。

 ファーストレグをアウェーで1-1で引き分け、前半には相手に退場者が出た。ホームで戦うチェルシーには、有利な条件がそろっていった。

 さらに81分には先制し、さらにベスト8に近づく。だがその5分後に同点ゴールを許し、延長戦でもPKで再び勝ち越す。すると、またもリードを吐き出し、アウェーゴール差で大会から姿を消した。

 この結果に、スペシャル・ワンも相手を称えるほかない。「もちろん我々は2度、試合を手中に収めた。だが、相手の方が強かったと思う」と『スカイスポーツ』に語った指揮官は、精神面での「対処」が問題になったと話す。

「向こうの方が我々よりも試合のプレッシャーにうまく対処した。相手が10人になったことで、勝たなければというプレッシャーをさらに感じるようになった」

「相手には失うものがなく、とにかく自分たちのプレーをしていた。我々はそれに対処できなかった。組織の動きがはっきりしているセットプレーから2失点した。マーカーが判断しなければいけないし、そのゾーンにいる選手も同じことだ。2ゴールを献上したことは、受け入れがたかった」

 悔しい結果だが、気持ちを切り替えるほかない。

「今は落ち着いてチームを分析するべき時だ。日曜には試合があるし、プレミアリーグを制しなければならないのだからね」

 プレミアリーグでは首位に立ち、現在2位マンチェスター・シティに勝ち点5差という「アドバンテージ」を持っている。


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