beacon

ヤングボーイズ監督、シャフタール相手に2発の久保を称賛「成功の大部分は彼のおかげ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 3日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)予選3回戦第2戦のシャフタール(ウクライナ)戦で、ヤングボーイズ(スイス)のFW久保裕也は2ゴールを決め、チームをラウンド突破に導いた。アディ・ヒュッター監督は試合後、クラブの決断によりリオデジャネイロ五輪不参加となった同選手の心境に理解を示しながら、活躍をたたえている。

 ヤングボーイズはアウェーでの第1戦で0-2と敗れ、厳しい状況でホームでの第2戦に臨んだ。前半を0-0で折り返すと、久保が後半9分、同15分にゴールをマークし、2試合合計スコアをタイに戻した。延長戦をスコアレスで終え、挑んだPK戦では久保を含めたヤングボーイズの4人が成功。2人が失敗したシャフタールを下し、スイスのチームが予選プレーオフに進出した。

 同僚のFWが負傷したため、クラブによりU-23日本代表が臨むリオ五輪への派遣が撤回された久保。ヒュッター監督は試合後、スイス『20 Minuten』でこのように述べた。

「信じられないストーリーだね。彼は本来、ウクライナでの第1戦のあと、リオに向かうはずだった。日本人の五輪に対する強い気持ち、我々の下に残らなければいけない義務。そのジレンマは特殊だっただろう。ユウヤにとって感情面において、メンタル面において難しかった」

 また『ベルナー・ツァイトゥング』では、以下のようなコメントも残している。

「ベルンに来てから私が味わうことができた最も美しい瞬間だよ。クボのパフォーマンスには感銘を受けたね。この成功の大部分は彼のおかげだ」

 もちろん試合後にはチームメートたちも久保の活躍に大きな喜びを示している。そんななか、守護神のムヴォゴは次のように明かした。

「なんとなくユウヤが2ゴールを決めてくれることを予感していたんだ。だからハーフタイムには彼に『ユウヤ、君は今日2ゴールを決める。決定づける2ゴールをね』と話した。そうしたら、それが実現したんだ。今日は本当に満足している。これからはみんなで祝うよ」

●欧州組完全ガイド
●欧州CL16-17特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP