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“クレイジースタイル”を誇るD・アウベス「やるべきことは分かっている」

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準決勝の2試合で全4ゴールに絡んだDFダニエウ・アウベス(中央)

[5.9 欧州CL準決勝第2戦 ユベントス2-1モナコ]

 ユベントス(イタリア)は9日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の準決勝第2戦でホームにモナコ(フランス)を迎え、2-1の勝利で2戦合計スコアを4-1とし、2年ぶりの決勝進出を果たした。この準決勝2試合で全4ゴールに絡んだDFダニエウ・アウベスについて、英『フォー・フォー・トゥー』では「彼の”クレイジースタイル”が欧州CLの舞台で火を吹いた」とし、同選手のコメントを紹介している。

 D・アウベスは準決勝2試合で出色のパフォーマンスを見せた。敵地で2-0の勝利を収めた第1戦では2つのアシストを記録し、ホームで行われた第2戦でも前半33分に右クロスでFWマリオ・マンジュキッチの先制点を演出すると、同44分にはこぼれ球を豪快に蹴り込んで追加点を奪取。2試合を通じて全4ゴールに絡み、ユベントスを2年ぶりのファイナル進出へと導いた。

「自分の最大限の力が出せていることに驚いているかって? 試合に対してはインテンシティと愛をもって臨むのが僕のスタイルなんだ。みんな、僕のことを”クレイジー”だと考えている。だけど僕はただ自分がやるべきことを分かっているだけさ」

 昨年夏のユベントス加入後、イタリアのサッカーに馴染むのに苦労する時期もあったD・アウベスだが、今では自身の攻撃的なスタイルを生かす術を心得ているようだ。準決勝2試合の間の今月6日に34歳となったDFは、ここまで公式戦28試合に出場。セリエA、コッパ・イタリア、欧州CLと3冠の可能性を残すチームの快進撃に貢献している。

「最初は大変だったよ。イタリアのサッカーの考え方は違っているからね。僕はチームに、そしてこのクラブの掲げる哲学に適用しなければならなかった。今はとても楽しんでプレーできているよ」。D・アウベスはユベントスでの充実感を口にし、「最も大事なのはチームの勝利の助けになることだ。得点しようがアシストしようがね」と、タイトル獲得へ突き進むクラブへの忠誠を誓っている。


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