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王者レアル何もできず…トッテナムが3発圧勝でGL突破決定!!

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トッテナムが3-1でレアルを撃破

[11.1 欧州CLグループリーグ第4節 トッテナム 3-1 R・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグ第4節2日目が1日に行われた。ウェンブリー・スタジアムでは同じ勝ち点7でH組首位に立つトッテナム(イングランド)とレアル・マドリー(スペイン)が対戦。3-1で勝利したトッテナムが勝ち点を10に伸ばし、決勝トーナメント進出を決めた。次節は21日に開催され、トッテナムは3位ドルトムント(ドイツ)、レアルは最下位アポエル(キプロス)とそれぞれ敵地で対戦する。

 立ち上がりこそレアルが幅を使った攻撃で相手を押し込んだが、開始10分過ぎからはトッテナムが主導権を掌握。前半14分、左サイドのFWハリー・ケインが右足でクロスを送り、PA内右に走り込んだDFキーラン・トリッピアーがダイレクトで折り返す。しかし、ファーのMFデレ・アリには合わず、そのままゴール左へと外れた。

 攻勢を続ける中、前半23分にドリブルで攻め上がったDFトビー・アルデルワイレルトが右のハムストリングを負傷。同24分にMFムサ・シソコが投入され、ボランチだったMFエリック・ダイアーが最終ラインに下がった。

 アクシデントに見舞われたトッテナムだったが、レアルに流れは渡さない。前半27分には、この日狙っていた形から先制に成功した。敵陣中央でシソコからのバックパスを受けたMFハリー・ウィンクスが右サイドのスペースにロングパスを出し、PA内右に駆け上がったトリッピアーがワンタッチで右足の低いクロス。ニアにポジションを取っていたGKキコ・カシージャが触れず、ファーにボールが向かうと、デレ・アリがDFナチョ・フェルナンデスのマークを受けながらも右足を伸ばしてゴール左に流し込んだ。

 10月17日にホームで行われた前回対戦(1-1)に続いて先制を許したレアル。失点後に前への圧力を強めると、前半32分にFWクリスティアーノ・ロナウドがPA内左でトリッピアーを左右のフェイントで揺さぶり、抜き切らずに左足でシュート。だが、GKウーゴ・ロリスに触られ、わずかにゴール左へと外れた。

 直後の前半33分にはFWカリム・ベンゼマが右サイドで複数の相手DFを引き付け、外側からオーバーラップしたDFアシュラフ・ハキミにパス。ハキミのマイナスの折り返しにニアのC・ロナウドが右足で合わせるが、GKロリスに阻まれる。さらに同43分、右サイドのオープンスペースでロングパスを受けたハキミが右足でグラウンダーのクロスを送り、PA手前中央のベンゼマが右足でゴール右隅を突いたが、またもGKロリスがセーブ。前半はトッテナムの1点リードで折り返した。

 トッテナムはハーフタイムが明けても攻撃のリズムを維持し続ける。後半11分、GKカシージャのロングキックをダイアーが拾い、すぐさま縦パスを供給。MFクリスティアン・エリクセンには合わなかったが、流れたボールが良い形でフリーのデレ・アリにつながる。イングランド代表の新星は右に持ち出しながらブロックを試みるMFカゼミーロを先に滑らせ、タイミングをずらしてPA内右から右足でシュート。DFセルヒオ・ラモスに当たったボールがGKカシージャの逆を突いてゴール右に吸い込まれ、2連覇中の王者レアルを相手に貴重な追加点を挙げた。

 後半20分にはトッテナムの鮮やかなカウンターが炸裂。ドリブルで持ち上がったデレ・アリが・Sラモスを外して前方を走るケインにつなぎ、受けたケインが左横から駆け上がったエリクセンにラストパスを送る。エリクセンは古巣対戦のMFルカ・モドリッチの追走に遭いながらもPA内中央から左足で冷静にゴール右へ流し込み、ダメ押しの3点目を奪った。

 劣勢が続いたレアルは後半35分、ゴール前のこぼれ球を途中出場のFWボルハ・マジョラルが落とし、C・ロナウドが右足でシュートを放つ。ダイアーに当たって決まり、ようやく1点を返したが、反撃はここまで。今季最多の3失点で大会初黒星を喫し、公式戦2連敗となった。

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