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アグエロが“クラブ記録”の決勝点!マンCが4連勝で5季連続の決勝T進出決める

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クラブ記録の178点目を決めたマンチェスター・CのFWセルヒオ・アグエロ(写真右)

[11.1 欧州CLグループリーグ第4節 ナポリ2-4マンチェスター・C]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は1日、グループリーグ第4節2日目を行い、F組首位のマンチェスター・シティ(イングランド)はアウェーでナポリ(イタリア)を4-2で下した。無傷の4連勝で勝ち点を12に伸ばしたシティは5シーズン連続となる決勝トーナメント進出を決めた。

 立ち上がりの主導権を握ったのはホームのナポリだった。前線から激しいプレスをかけ、マンチェスター・Cの攻撃を寸断。すぐさまカウンターに出ると、MFマレク・ハムシクのスルーパスから1トップのFWドリース・メルテンスが抜け出す場面を立て続けにつくり、一方的な試合を展開した。

 前半21分、優勢を保ち続けたナポリがスコアを動かす。左ウイングのFWロレンツォ・インシーニェがドリブルで突っかけ、PA近くで待っていたメルテンスにパス。ダイレクトのアウトサイドキックでワンツーを試みると、PA内に進入したインシーニェが落ち着いたボールコントロールを見せ、ファーのサイドネットに流し込んだ。

 しかし、その直後、先制に成功したナポリにアクシデントが襲う。DF陣で唯一、リーグ戦全試合に出場している左SBのDFファウジ・グラムが接触のない場面で膝を負傷。一時はピッチに立ってプレーを続けようとしたものの、すぐにベンチに向かって交代を要求し、前半29分にDFクリスティアン・マッジョと交代した。

 すると、相手の混乱に乗じたマンチェスター・Cがペースを取り戻す。前半33分、MFラヒーム・スターリングの右クロスに反応したFWセルヒオ・アグエロのシュートはDFに当たったが、このプレーで右CKを獲得。ショートコーナーからMFイルカイ・ギュンドアンが左足でクロスを送ると、ライナー性のボールにファーサイドで反応したDFニコラス・オタメンディがヘディングで押し込み、前半のうちに追いついた。

 1-1の同点で折り返したマンチェスター・Cは後半2分、スターリングが単独突破からシュートを放つも、DFラウール・アルビオルがブロック。それでも同3分、左CKをFWリロイ・ザネが蹴り込み、ニアサイドのDFジョン・ストーンズがヘディングシュート。クロスバーを叩いて真下に落下したボールはワンバウンドしたところでGKペペ・レイナがキャッチしたが、すでにゴールラインを割っていたとして得点が認められ、2-1と逆転に成功した。

 ナポリも後半16分、FWホセ・カジェホンの左CKからアルビオルがこぼれ球に対して足を出すと、ブロックを試みたザネがアフターチャージで倒してしまい、PKの判定。キッカーのMFジョルジーニョが落ち着いて左に決め、2-2の同点に追いついた。

 それでも後半23分、マンチェスター・Cが再び勝ち越しに成功する。自陣でMFフェルナンジーニョがボールを奪って前方にパスを送り、一気にカウンターを開始。長い距離をドリブルで駆け上がったザネは相手DFに止められたが、こぼれ球を拾ったアグエロがPA内に進入し、ゴール右隅に流し込んだ。アグエロはマンチェスター・Cで通算178得点目。これまで177得点で並んでいたエリック・ブルック氏を抜いて単独トップに立った。

 マンチェスター・Cはその後、MFダビド・シルバ、FWベルナルド・シルバ、FWガブリエル・ジェズスを投入し、さらに攻勢に出る。すると後半アディショナルタイム、スターリングがダメ押しゴールを決めて4-2。4連勝でグループリーグ突破を決めた。敗れたナポリは1勝3敗の勝ち点3のまま3位。この日、フェイエノールト(オランダ)を3-1で下した2位シャフタール(ウクライナ)との勝ち点差が6に開き、決勝トーナメント進出に向けて崖っ縁の状況となった。

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