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土壇場でCL決勝T進出決めたアトレティコ…シメオネ「マジョルカに敗れても私たちは抗った。10年率いて、まだ感動できる」

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アトレティコ・マドリーディエゴ・シメオネ監督

 アトレティコ・マドリーは7日にチャンピオンズリーグ・グループB最終節、アウェーでのポルト戦に臨み3-1の勝利を果たした。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、失意のマジョルカ戦から勝利を取り戻し、決勝トーナメント進出を果たしたことへの喜びを語っている。スペイン『マルカ』がコメントを伝えた。

 後半アディショナルタイムにMF久保建英に逆転ゴールを決められてマジョルカに敗戦し、さらなる批判を受けていたアトレティコとシメオネ監督。そうした逆境の中で臨んだこのポルト戦では56分にグリーズマンが先制点を決め、90分にアンヘル・コレア、92分にデ・ポールが加点。ポルトの反撃を1点だけにとどめて勝利を果たした。同グループのもう一試合ではミランがリバプールに敗れ、前節最下位だったアトレティコは2位でのグループ突破を決めている。

 シメオネ監督は試合後、マジョルカ戦直後に「選択肢は二つ。失望するか抗うかだ。私はチームを信じている」と語った通り、選手たちが奮起したとして満足感を表した。

「マジョルカ戦の批判噴出? 人々から厳しくされるのは当たり前だ。私たちはアトレティコなのだから。しかしマジョルカ戦で言ったように、チームはここで抗った。それが私たちなんだ。競争に臨み、すべてを出し尽くすのが私たちなんだよ」

 アトレティコは起用可能な本職センターバックがエルモーソのみで、さらに試合途中にルイス・スアレスが負傷、カラスコが退場(後にポルトはウェンデウが退場)と厳しい状況の中で勝利をつかんだ。

「ここで監督をしてもう10年になるが、さらなる感動をまだ経験させてくれる。チームの全選手がチームのためにプレーし、全力を尽くし、気持ちを出してくれたんだ」

「今日は美しい日、素晴らしい日だ。ユースチームが先にグループを突破して、私もそうしたかった。そうするという希望を彼らがくれたんだよ。フットボールは、とても美しい」

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