ベンゼマ先制弾はなぜオフサイド? 争点はリバプールMFの「意図的なプレー」か否か
UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は28日、フランス・パリのスタッド・ドゥ・フランスで決勝戦を行い、リバプールとレアル・マドリーが対戦している。一方的に劣勢だったR・マドリーが前半終了間際、FWカリム・ベンゼマがネットを揺らしたが、オフサイドだったとしてゴールは認められなかった。
0-0で迎えた前半42分、R・マドリーはDFダビド・アラバのロングフィードが敵陣に入ると、これにベンゼマが抜け出し、リバプールGKアリソン・ベッカーとの駆け引きでボールをキープ。寄せてきたDFイブラヒマ・コナテに当たってボールがこぼれたが、これにMFフェデリコ・バルベルデが詰めた。バルベルデはMFファビーニョに寄せられ、シュートを打ち切れなかったが、このこぼれ球がベンゼマのもとへ。ベンゼマが左足でネットを揺らした。
ところが、ここで副審はフラッグアップ。バルベルデがボールに触れた時点でGKアリソンが飛び出してきていたため、リバプールのオフサイドラインが大きく上がっており、ベンゼマがオフサイドポジションにいた。またバルベルデがボールに触れた後、ファビーニョがボールにタッチしていたが、長いVARチェックを経ても判定は覆らず、ゴールは認められなかった。
サッカー競技規則では「オフサイドポジションにいる競技者は、相手競技者が意図的にプレーしたボールを受けたとき、意図的なハンドの反則を犯した場合も含め、利益を得ているとはみなされない」と明記されており、もしファビーニョのアプローチが「意図的なプレー」とみなされていれば、ベンゼマのオフサイドはないはずだった。
一方で「ただし、意図的なセーブからのボールを除く」とも記されており、その場合はベンゼマはオフサイド。「セーブ」の定義は「ゴールに入りそうな、またはゴールに近づいたボールを競技者が手や腕(自分のペナルティーエリア内でゴールキーパーが触れた場合を除く)以外の体のいずれかの部分を用いて止める、または止めようとすること」。ファビーニョのアクションは「止める」ためのものだと判断され、ベンゼマのオフサイドが認められたようだ。
試合はそのまま0-0でハーフタイムを迎えた。
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0-0で迎えた前半42分、R・マドリーはDFダビド・アラバのロングフィードが敵陣に入ると、これにベンゼマが抜け出し、リバプールGKアリソン・ベッカーとの駆け引きでボールをキープ。寄せてきたDFイブラヒマ・コナテに当たってボールがこぼれたが、これにMFフェデリコ・バルベルデが詰めた。バルベルデはMFファビーニョに寄せられ、シュートを打ち切れなかったが、このこぼれ球がベンゼマのもとへ。ベンゼマが左足でネットを揺らした。
ところが、ここで副審はフラッグアップ。バルベルデがボールに触れた時点でGKアリソンが飛び出してきていたため、リバプールのオフサイドラインが大きく上がっており、ベンゼマがオフサイドポジションにいた。またバルベルデがボールに触れた後、ファビーニョがボールにタッチしていたが、長いVARチェックを経ても判定は覆らず、ゴールは認められなかった。
サッカー競技規則では「オフサイドポジションにいる競技者は、相手競技者が意図的にプレーしたボールを受けたとき、意図的なハンドの反則を犯した場合も含め、利益を得ているとはみなされない」と明記されており、もしファビーニョのアプローチが「意図的なプレー」とみなされていれば、ベンゼマのオフサイドはないはずだった。
一方で「ただし、意図的なセーブからのボールを除く」とも記されており、その場合はベンゼマはオフサイド。「セーブ」の定義は「ゴールに入りそうな、またはゴールに近づいたボールを競技者が手や腕(自分のペナルティーエリア内でゴールキーパーが触れた場合を除く)以外の体のいずれかの部分を用いて止める、または止めようとすること」。ファビーニョのアクションは「止める」ためのものだと判断され、ベンゼマのオフサイドが認められたようだ。
試合はそのまま0-0でハーフタイムを迎えた。
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