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バルベルデ吼えた!!CL初ゴールが決勝点!! ベンゼマ不在のR・マドリー、ホームで苦戦も今季無傷の8連勝

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[9.14 欧州CLグループF R・マドリー 2-0 ライプツィヒ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は14日、グループリーグ第2節を各地で行い、F組はレアル・マドリー(スペイン)がライプツィヒ(ドイツ)に2-0で勝利した。新体制で息を吹き返す相手に苦戦を強いられたが、我慢強い試合運びの末にMFフェデリコ・バルベルデが後半35分に先制ゴール。アディショナルタイムにはこれまで出場機会の少なかったFWマルコ・アセンシオも今季初ゴールを決め、今季公式戦の開幕連勝を8試合に伸ばした。

 今季のR・マドリーは開幕前のUEFAスーパーカップ・フランクフルト戦(○2-0)から公式戦7連勝中。絶好調のまま連覇をかけた今大会初のホームゲームを迎えた。開幕節セルティック戦(○3-0)で負傷交代したFWカリム・ベンゼマはベンチ外。FWロドリゴ・ゴエスが3トップの中央に配置され、MFエドゥアルド・カマビンガ、DFアントニオ・リュディガー、DFナチョ・フェルナンデスも今大会初先発を果たした。

 対するライプツィヒは開幕節から不調が続き、ブンデスリーガ1勝2分3敗で迎えた今大会開幕節のシャフタール戦に1-4で大敗。ドメニコ・テデスコ前監督が解任され、昨季ドルトムントを率いていたマルコ・ローゼ監督が新たに就任した。初陣となった前節は古巣のドルトムントに3-0で完勝。心機一転で勢いを持ち、前回王者のホームに殴り込んだ。

 試合は立ち上がりから新体制のライプツィヒが優位に進めた。前半5分、相手のビルドアップミスをカットしたMFエミル・フォルスベリがスルーパスを供給し、MFクリストファー・エンクンクが最終ラインを突破。ペナルティエリア右から放ったシュートはGKティボー・クルトワに阻まれたが、さっそくファーストチャンスを迎えた。

 前半28分にもライプツィヒがラインブレイクから決定機。自陣からの縦パスを巧みに引き出したFWティモ・ベルナーが浮き球のスルーパスを送ると、裏に抜けたエンクンクがシュートチャンスを迎える。だが、絶妙なタイミングで飛び出したクルトワがファインセーブ。MFオーレリアン・チュアメニと交錯しながらもボールを押さえ切った。

 ライプツィヒは前半34分、ベルナーのドリブル突破で生まれたこぼれ球を拾ったフォルスベリがスルーパスを送り、絶妙なタイミングで抜け出したベルナーがゴール前にプレゼントパスを送るも、滑り込みながら反応したエンクンクは合わせられず。R・マドリーは同38分、FWビニシウス・ジュニオールのクロスにリュディガーが反応し、ようやく決定機を迎えたが、ボールは頭ではなく肩に当たって枠を外れた。

 後半もR・マドリーが勢いよく入ったものの、ライプツィヒが押し込む時間が続く。それでもR・マドリーはナチョとリュディガーのCBコンビを中心に強固な守備を見せ、後半16分にはロドリゴが果敢なドリブル突破でファウルを誘い、ゴール正面27mの位置でFKを獲得した。キッカーはロドリゴ。強烈なシュートは大きく枠を外れた。

 R・マドリーは後半19分、MFエドゥアルド・カマビンガに代わってFWマルコ・アセンシオを投入。アセンシオは右ウイングに入り、MFフェデリコ・バルベルデがインサイドハーフに回った。

 すると後半26分、R・マドリーはアセンシオの献身的なプレスバックでボールを奪い、カウンターを開始。バルベルデが右サイドを攻め上がり、ロドリゴとのワンツーでゴール前に侵入すると、最後はビニシウスがシュートを狙った。だが、これがGKペーテル・グラーチに阻まれると、こぼれ球を拾ったアセンシオのループシュートも枠外。惜しくも得点には至らなかった。

 ライプツィヒも後半30分、2枚替えでドイツ代表DFベンヤミン・ヘンリヒスとMFケビン・カンプルを投入。それでも同35分、R・マドリーが試合を動かした。左サイドをビニシウスが突破し、横パスをロドリゴがスルーすると、ペナルティエリア右で受けたバルベルデが右足シュートフェイントから左足一閃。鋭い足の振りでゴール左隅に突き刺した。

 バルベルデはこれが欧州CL初ゴール。節目の一撃が値千金の先制ゴールとなり、シュートを放ったその場で熱く吼えた。さらにR・マドリーは後半アディショナルタイム1分、CKのサインプレーからアセンシオが追加点。苦戦を強いられた王者R・マドリーが粘り強い戦いで勝ち点3を奪い、大会2連勝で単独首位に立った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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