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昨季CL決勝を初めて見直したクロップ監督「拷問だった」

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リバプールユルゲン・クロップ監督

 リバプールユルゲン・クロップ監督が20日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦レアル・マドリー戦の前日会見に出席し、0-1で敗れた昨季の決勝を「この週末に見返した」と明かした。

 リバプールは昨季、欧州CL決勝でR・マドリーに敗戦。この決勝トーナメント1回戦は一種のリベンジマッチとなる。クロップ監督は「われわれは昨季の決勝で挑戦して敗れたが、彼らはマンチェスター・C戦、パリSG戦とゲームオーバーになるかもしれなかったが、そうはならなかった。それが彼らのクオリティーだ。彼らの中にはこの大会を5回を制した者がいる」と警戒を語った。

 クロップ監督はこの週末、その決勝戦を初めて見返したという。「なぜこれまでそうしなかったのかに気がついた。それは拷問だった」。そう回顧した指揮官は「いい試合をしていたし、勝てたかもしれないのに、彼らは決定的なゴールを決めた」と悔やみつつ、「彼らの経験を見ると、いかに自信を失わないか、いかにチャンスを逃さないかがわかる。それは彼らから学べることだ」と敬意を示した。

 またクロップ監督は「敬意を払わずにはプレーできない。ルカ・モドリッチ、トニ・クロース、カリム・ベンゼマ、ビニシウス・ジュニオール、いずれもワールドクラスの選手で、よくできたチームだ」とも述べ、賛辞を惜しまなかった。それでも「難しい試合だが、不可能ではない」と力を込めた。

 大会の命運を占うビッグマッチに向けて「試合が待ち遠しい。ベルナベウに向かうのも大変だろう。ただそれは関係ない。チャンピオンズリーグなのだから」と意気込んだクロップ監督。「世界で最も大きな試合の一つになる。最高のゲームになるだろうし、ここでプレーできることを嬉しく思う」と喜びも胸に挑んでいくつもりだ。

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