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ミランが第1戦のリードを守り抜き、11年ぶりのCL8強!! トッテナムは試合終盤の猛攻及ばずベスト16で敗退

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[3.8 欧州CL決勝T1回戦 トッテナム 0-0 ミラン]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は8日、決勝トーナメント1回戦第2戦を各地で開催した。トッテナム・ホットスパー・スタジアム(イングランド/ロンドン)では、トッテナム(イングランド)とミラン(イタリア)が激突。試合はスコアレスドローで終わり、ミランが2試合合計1ー0とし、準々決勝進出を決めた。

 2月14日にスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(イタリア/ミラノ)で行われた第1戦は、ホームのミランが試合立ち上がりにMFブラヒム・ディアスが挙げた先制点を最後まで守り抜き、1-0でトッテナムを撃破。2011-12シーズン以来、11年ぶりとなるベスト8入りに王手をかけ、第2戦の地に乗り込んだ。対して、18ー19シーズン以来となる決勝進出を目指すトッテナムは、ここで負けるわけにいかない。逆転での1回戦突破を狙い、大一番に臨んだ。

 1点ビハインドで試合開始を迎えたトッテナムは、最前線に入ったFWハリー・ケインを起点に攻撃を展開した。前半11分には、自陣ハーフライン付近でボールを受けたケインが反転から前進させ、右サイドのMFデヤン・クルゼフスキに預けると、ペナルティエリア内に持ち込んだところでマイナス気味にパス。最後はMFエメルソンが左足で狙ったが、DFフィカヨ・トモリのブロックに遭い、先制点とはならなった。

 一方のミランは、FWオリビエ・ジルーをターゲットに”追加点”を狙うも、トッテナムゴールが遠い。両チームともに決定機を作ることができず、試合は前半をスコアレスで折り返し、運命の後半を迎えた。

 どうしても1点が欲しいトッテナムは、後半から攻勢に転じるも、前かがみになったところをミランに突かれる。後半6分には、敵陣でボールを失うと、そこからカンターを喰らった。ミランはMFテオ・エルナンデスが自陣から持ち上がり、右サイドへ展開。ボールを受けたB・ディアスがMFジュニオール・メシアスとのワン・ツーから強引にボックス内に侵入したが、GKフレイザー・フォスターが体を張ってゴールを死守した。

 トッテナムは後半23分、右サイドでボールを受けた途中出場DFペドロ・ポロのアーリークロスにケインが頭から飛び込むも、シュートは枠の外。試合時間だけが過ぎ、劣勢に立たされると、同25分にエメルソンを下げて、FWリシャルリソンをピッチへ送り込み、活性化を図った。しかし後半32分、右サイドを攻め込んで来たT・エルナンデスに対して、DFクリスティアン・ロメロがスライディングタックル。この試合2枚目のイエローカードを受けて退場処分となり、1人少ない状況となった。

 試合は終盤にかけてトッテナムが猛攻を仕掛けるも、ミランのGKマイク・メニャンがビッグセーブでゴールに鍵をかけ、跳ね返す。互いに決定打を欠いた試合はスコアレスのままタイムアップ。第1戦のリードを守り抜いたミランが、11年ぶりとなるベスト8進出を決めた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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