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ウニオン・ベルリン、初出場のCLホーム戦は“ライバル”の本拠地開催へ

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ウニオン・ベルリンが初めての欧州CLに臨む

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)にクラブ史上初めて出場するウニオン・ベルリン(ドイツ)だが、ホームスタジアムでの開催を見送ったようだ。ドイツ紙『キッカー』が3日に伝えている。

 2022-23シーズンを18勝8分8敗の勝ち点62で終えたウニオンは4位となり、新シーズンの欧州CL出場権を手にしている。ビッグクラブとの真剣勝負を心待ちにするファンも多いなか、ホームスタジアムのシュタディオン・アン・デア・アルテン・フュステライではなく、同じベルリン市内にあるオリンピアシュタディオン・ベルリンで同大会のホームゲームを行うことをクラブのディルク・ツィングラー会長が明かした。

 報道によると、ツィングラー会長は「5万6000人を超えるクラブ会員の全員に欧州CLという特別な試合を生観戦する機会を与える」ため、7万人以上を収容可能なオリンピアシュタディオン・ベルリンで開催することを決めたという。ウニオンのホームスタジアムは約2万2000人のみ収容可能なため、クラブ会員の半数以上が入場できない見込みだった。

 一方で同会長はシュタディオン・アン・デア・アルテン・フュステライでの開催を望み、チケットを確保できなくてもよいと申し出たファンが多くいたことも明かしている。オリンピアシュタディオン・ベルリンはライバルのヘルタ・ベルリンがホームスタジアムとしているため、抵抗を感じるファンもいる模様。それでもクラブを愛する多くのファンと最高の舞台で戦うため、「我々は正しい決断をしたと思っている」とコメントしている。

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