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4連敗バレンシア、進退問われるジュキッチ

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「我々はひどい状況にある」

 バレンシアは19日、ヨーロッパリーグ・グループステージ第1節でスウォンジー・シティと対戦し、ホームで0-3と完敗した。公式戦4連敗と泥沼に陥り、クラブはミロスラヴ・ジュキッチ監督の進退を話し合っているようだ。

 開始10分でDFアディル・ラミが退場したバレンシアは、14分に先制を許すと、後半にも2失点。欧州の舞台でも流れを変えることができず、公式戦ここ4試合ですべて3失点して4連敗と、厳しい状況に追い込まれている。

 スペイン『アス』によると、この事態を受け、クラブ首脳陣はジュキッチ監督の進退について会議を開いた模様。同監督は試合後、次のように話している。

「チームは勝負する意欲でピッチに臨んだが、10分で10人となってしまった。そこからうまくいかなくなったんだ。士気は落ちており、パスを3つ続けることもできなかった。解決策? 我々にできるのは、ハードワークだけだ」

「(解任を心配しているかと聞かれ)私が気にしているのは、プレーが悪いことだけだ。我々には良い選手がおり、良いチームがあるのに、うまくやれていない。難しい時期だ。ファンへのコメント? 我々はここまで良いパフォーマンスができなかった。だから、私が責められるべきだ」

 怒りをあらわにしているサポーターについては、このように述べた。

「理解している。この状況で彼らに支援を求めることはできない。我々はそれに値しなかったからだ。選手たちが勝利を望んでいるのは当然だが、計り知れないプレッシャーがある。これだけクオリティーのある選手たちが、3タッチもせずにボールロストするなら、精神的に正しい状態にないことを示している」

「物事がうまくいかないときは、一歩ずつ進めていかなければいけない。まず我々は守備の問題を解決しなければ。ここ4試合で3失点ずつ、これでは勝つことは不可能だ。守備のソリッドさと、ボール回しを取り戻さなければいけない。ボールを失えば相手にやられるからだ」

 ジュキッチ監督は、選手たちが勝利を目指していることを強調しつつ、難しい状況にあることを認めている。

「選手たちは勝利を望んでいる。勝利を望まない選手など会ったことがない。だが、ときにそれが難しいときもある。物事がうまいかないんだ。選手たちは勝利を望み、うまくやりたいと願っている。今の我々はひどい状況にあるからね」

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