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ファーガソンが古巣マンUにEL制覇を狙うよう勧める理由

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ユナイテッドはEL制覇に舵を切るのか

 マンチェスター・ユナイテッドの伝説的な元指揮官であるアレックス・ファーガソン氏は、赤い悪魔(ユナイテッドの愛称)にヨーロッパリーグ(EL)制覇に照準を合わせることを進言した。『ESPN』が報じている。

 今季のプレミアリーグの優勝争いはほぼ決している。チェルシーがすでに独走態勢に入っているからだ。一方で、トップ4の争いは熾烈。ユナイテッドは4位リバプールに勝ち点4差で5位(ユナイテッドは2試合未消化)、アーセナルはさらに勝ち点2下回り6位となっている。来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得を目指すジョゼ・モウリーニョにとっては、リーグでのトップ4以上にEL優勝に照準を当てるほうがより魅力的に映っているかもしれない。

■ファーガソンは何を思う?

 オールド・トラフォードでの27年にわたる指揮官生活で、2つのビッグイヤーを含む38のタイトルを獲得したファーガソン氏は、ユナイテッドにとってELのタイトルは重要な意味を持つと考えているようだ

「一つ言えることとして、ユナイテッドはまだELのタイトルを取ったことがない。また当時のUEFAカップを手にしたこともなかった。今回ユナイテッドはとても良いドローを引いたよ。確かなことは言えないが、これは大きなチャンスだと思う」

■ELに魅力を感じる理由

「優勝すれば同時にCLにも参加できる。かつてなかった副賞だが、ELという大会を戦うクラブにとって大きなモチベーションとなっている。しかも我々にとっては都合が良いことに、今大会はセビージャ(スペイン)がいない」

「トロフィーを獲得できれば、それは素晴らしいことだよ。欧州大会のトロフィーなんだからね。それがビッグイヤーでないことは問題じゃない、ELだってヨーロッパの素晴らしい大会だからね。しかもこれを獲得すれことで、我々はさらにCLに出場できる。これは優勝を目指す大きなモチベーションだ」

 CL出場権だけではなく、クラブのコレクションをさらに豪華にするためにも、ELはユナイテッドにとって重要だと語った。

「それにクラブのコレクションがさらに豪華になるね。EL獲得だよ? 素晴らしいじゃないか。ヨーロピアンカップ、カップウィナーズカップ、そしてCLにそれが加わるんだ。我々の成功の歴史がさらに分厚いものになる。そうなればイングランドで最も成功を収めたクラブと言っても良いだろう」

 クラブの伝説も進言するEL優勝。ユナイテッドは4月にアンデルレヒト(ベルギー)との準々決勝に臨む。新たなトロフィーと欧州最高峰の舞台へのチケットを手にすることはできるのだろうか。


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