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[コマスポ]好調法政大を抑え4連勝!!総理大臣杯へ最高の準備

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2012第86回関東大学サッカーリーグ2部・第9節は27日、法政大学城山サッカー場で駒澤大vs法政大学が行われた。前節の東海大戦では、前線からの早いプレスで終始試合を支配し3連勝を上げた。この流れで順位を上げていきたい駒大は23分、湯澤洋介(4年=矢板中央高)がドリブルで持ち込み先制点を獲得。更に30分にも追加点を挙げ、ペースを譲らない姿勢を見せつける。2-0で前半を折り返し迎えた後半、時間とともに疲れからゴールが遠のいたように思われたが、湯澤に変わり小牧成亘(2年=ルーテル学院高)が投入されると86分に3点目を挙げた。無失点で4連勝を勝ち取り、順位を2位に上げた。

 開始早々、山本大貴(3年=ルーテル学院高)が左サイドを駆け上がりFKを奪うなど、積極的に仕掛ける駒大。しかし、法大の早いパス回しに翻弄されなかなかペースを掴みきれない。16分、平野篤志(1年=大宮ユース)が浮かした球を山本がヘディングで押し込もうとするも決定打にはならず、煮え切らない試合展開が続く。苦しい状況を打破したのは湯澤だった。23分、山本からのパスに、ゴール前へ抜け出した湯澤がGKを冷静にかわし流し込むようにシュート。流れを引き寄せると30分、碓井鉄平(3年=山梨学院大学付属高)のFKに、競り合いでは負けない平尾が飛び込みゴールを狙う。こぼれたところに三澤祥馬(4年=三菱養和SCユース)が反応し、自身今季初の得点を挙げた。前節ではゴール前での詰めの甘さ目立ったが、その甘さを主将が自ら埋めてみせた。ホームで負けられない法大も、深町健太(3年=東福岡高)と松本大輝(3年=熊本県立大津高)のツートップが外からプレスを掛け、駒大ゴールを脅かした。ギリギリのところでDF陣が踏ん張りを見せ2-0の無失点でリードし前半を折り返す。

 後半に入り、勢いの劣らない駒大は再三にわたってチャンスを迎える。それでも決定機を生かせないでいると、前節での決め切れない場面を思い起こさせた。さらに中盤に差し掛かり徐々に足が止まり始めた駒大。ここぞとばかりに隙をつき得点のチャンスを伺った法大の攻撃陣に苦しめられる時間が続いた。

 流れを変えるため69分、平野に代わり初出場の柳川剛輝(1年=広島ユース)を投入する。この交代を機に駒大はペースを持ち直す。71分、碓井の左クロスを柳川が受け、持ち前のスピードでゴール前を果敢に攻める。更に72分、田中雄一(3年=前橋育英高)のCKを平尾優頼(2年=市立船橋高)がニアでヘディングしボールを押し込むもポストに当たるなど、得点にはならないものの柳川の勢いはチームを立て直す起爆剤となった。この勢いに乗りたい駒大は試合終了間際の83分に中村駿(1年=習志野高)を、更に85分には3試合ぶりの出場となる小牧を立て続けにピッチへ送り込む。するとその直後の86分、法大のCKをクリアし小牧がカウンターを成功させると、そのままドリブルで突っ走りピッチを独走。「監督からは強気で行けと言われ、自分自身も強気で行こうした」と話す小牧がそのままダメ押し弾を決めしっかりと役目をこなした。3得点完封で見事な快勝を収めた。

 4連勝目を挙げ選手達にも自信の色が見えてきた。総理大臣杯予選を挟むため一旦リーグ戦は中断するが、2位で終われたことはモチベーションにつながることに違いない。去年の雪辱を晴らしたい駒大にようやく光がさしてきている。監督が話すようにプレスと決定打を掴めれば、おのずと結果はついてくるだろう。

[写真]三澤主将は今季初ゴールの活躍でチームを牽引

(文 駒大スポーツ 藤原菜摘)
(写真 同 佐藤亮)

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