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[コマスポ]再び連勝へ!勢いつけて大阪へ

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 『「アミノバイタル」カップ2012 第1回関東大学サッカートーナメント大会』兼総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント関東予選、5~8位順位決定戦は6月9日、赤羽スポーツの森公園競技場で駒澤大が平成国際大と対戦する。第3回戦で、リーグ戦も合わせると7試合ぶりの敗戦を喫した駒大。開始直後の先制で勢いに乗り、後半には追加点を挙げるも中大の猛攻を凌ぐことができず。3点を奪われ逆転勝利を許した。総理大臣杯への切符は手にしたものの、1部との差を見せつけられた痛い一戦となった。

次なる対戦は会場を東京に移し、筑波大との戦いで敗れた平国大との2部校同士の戦いに挑む。リーグ開幕戦では平国大を無失点で抑え2-0で勝利したが、連勝が中断された駒大は勝利の流れに戻すためにも大事な一戦となる。
 
現在リーグ戦では11位と低迷する平国大だが、総理大臣杯予選第1回戦では、同リーグ戦3位の桐蔭横浜大を2-1で下し駒を進めた。ゲームメーカーとなるMF荻原健太(4=矢板中央高)はポジショニング、繊細なボールタッチに長け多種多様なキックを合わせ持っている。チャンスを作る中心的存在になるだろう。さらに最終ラインでチームを支えるDF須藤貴郁(3年=矢板中央高)はヘディング、ライン統率、ポゼッションさらに強靭なフィジカルで相手を狩る関東屈指のディフェンスリーダーであり、時には攻撃の起点をも作ってくる。この多才なゲームメーカーにも要注意したい。

 前試合後に「2点取った後に10分くらい我慢出来ていればいけたと思う」と秋田浩一監督が語るように、勝ちきるためには集中力が必須条件となることは間違いない。最終ラインでは、DF川岸佑輔(2年=前橋育英高)とDF平尾優頼(2=市立船橋高)の長身コンビが鍵となる。両者ともに身体能力が高く、安定したディフェンスで相手をゴール前まで寄せ付けず、相手の高いパスやゴールキックにも反応し、頭で落とすことで攻撃の起点にもなる。どちらが出場しても彼らには徹底した守備に注目したい。そしてもう一人、主将三澤祥馬(4年=三菱養和SCユース)の相方として期待がかけられるのがDF嶋谷昇大(1年=神戸弘陵高)だ。出場機会が減ってきていることから、試合に餓えている。誰が出ても一貫した守りを出来ることが今の強みでもある。
 
 攻撃面では、リーグ戦得点ランキングで6位についているMF湯澤洋介(4年=矢板中央高)は、決定機を決められるかがポイントだ。持ち味のドリブル突破で相手DF陣を切り裂きシュートまで、という理想の形を作り出しゴールを量産して欲しいところ。

 駒大最大の長所、セットプレーからの得点も狙いたい。MF碓井鉄平(3年=山梨学院附高)やMF田中雄一(3=前橋育英高)から放たれるフリーキックやコーナーキックをいかに合わせられるかも、勝敗を決める大きな勝負所になる。

 総理大臣杯予選中断前のリーグ戦から、予選第2回戦まで4連勝と波に乗っている平国大。予選では第1回戦から3回戦まで得点者にバラつきがあり、あらゆる場面での攻撃が予想される。「8位よりも5位の方がいい」(秋田監督)―。この言葉通り、大阪で勝ち抜くために順位を上げて自信をつけたい。

(文・駒大スポーツ 射手真矢)

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