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桐蔭横浜大の関東1部初陣は6失点、注目GK島崎「1部に向かう姿勢がまだまだ甘かった」

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[4.6 関東大学リーグ1部第1節 専修大6-2桐蔭横浜大 味フィ西]

 関東大学リーグ1部初挑戦の桐蔭横浜大の初陣は、6失点敗戦という悔しい結果に終わった。前半9分にMF山根視来(2年=ウィザス高)の1部初ゴールで幸先良くリードを奪ったものの、その後は3連覇を狙う王者・専修大の圧倒的な攻撃力の前にボールを支配され、被シュート23本で6失点。それも関東大学選抜Aの守護神、GK島崎恭平主将(4年=流通経済大柏高、写真)が再三ビッグセーブを見せていた中での大量失点だった。

「1部に向かう姿勢がまだまだ甘かった」と島崎。関東リーグ2部で2位に入り、初の1部昇格を決めた昨年からは現横浜FCのFW青木翔大やMF引間俊也らが引退し、3年生だったDF野上結貴(現横浜FC)は卒業を待たずにJの舞台へ羽ばたいた。メンバーが大きく入れ替わった中で経験のない1部での戦いに臨んでいる。

 厳しい1年になる可能性もある。ただ島崎は「去年と比べたら正直厳しいですけれど、これが現状なので、これからこのメンバーでどうしていくか。その部分(戦力ダウン)は気にしていないですね。自分が思う桐蔭の良さというのは他の大学に比べてタレントもいないし、個人力も劣ると思うんですけど、その部分を補うチーム力であったり、泥臭さ、勝ちにこだわる部分だったり、そういう部分でどんどん勝ちに行きたいですね」と前向きだった。

 昨季横浜FCの特別指定選手となるなど、J注目の守護神でもある島崎だが、自分自身としても、1部トップのチームとの対戦を経て、よりレベルアップする必要性を感じている。「2部とはレベルが違うし、シュートの質とか、格段に上手いので。2部では満足していたシュートストップがストロングポイントだったんですけど、まだまだこれじゃ1部ではストロングポイントにはならないし、もっともっと自分を上げていかないといけない」と引き締めた。

「個人的にはプロに向かっていく1年にしたいですし、今年の1年で人生が決まるので、人生をかけて戦いたいです」。チームとして初の1部で結果を残してアピールしていく。リーグ4位に入り、全日本大学選手権へ出場することがチームの最低限の目標。「また次節までに変えられること」という姿勢の部分から変えて、第2節・明治大戦(14日)に臨む。

(取材・文 吉田太郎)
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