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[スポ東]今季初の無得点で敗戦 5戦勝ちなし

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[スポーツ東洋 ゲキサカ版]
[5.6 第87回関東大学サッカーリーグ戦・前期1部リーグ第6節 東洋大0-1早大]

 前節の中大戦から中1日で早大との一戦に臨んだ。両チームとも高い集中力を保ち、前半は0-0で折り返したが、64分にカウンターから一瞬の隙を突かれ失点してしまう。サイドからチャンスを作り出そうと試みるも最後まで早大の堅い守備を崩せず、0-1で3試合ぶりの黒星を喫し、開幕戦以降5戦勝ちなしとなった。

東洋大0-1(0-0)早大

<出場メンバー>
▽GK
浅沼優瑠(3年=成立学園高)
▽DF
馬渡和彰(4年=市立船橋高)
内田築(4年=市立船橋高)
郡司昌弥(2年=柏U-18)
筑井駿(3年=前橋育英高)
▽MF
年森勝哉(4年=F東京U-18)
桑田直徹(4年=大宮ユース)
篠田朋宏(1年=青森山田高)
68分→仙頭啓矢(1年=京都橘高)
黒須大輔(4年=習志野高)
▽FW
三田尚央(4年=F東京U-18)
川森有真(3年=広島ユース)

 今節、出場停止の藤井に代わってCBに内田が入り、それ以外は前節と同様のスターティングメンバーとなった。立ち上がりから東洋大は、強い追い風であったこと、早大がDFラインを高く保っていたことを考慮し、前線にロングボールを入れてリズムをつかもうと試みる。7分、前節ゴールを決めた馬渡が前線へ飛び出してファーストシュートを放つと、その後も右サイドで起点を作る。17分にはゴール中央でボールを受けた三田がシュートまで持ち込むも、ゴール左へ外れた。拮抗した時間帯が続く中、相手DFの背後へのボールや、人数をかけたサイド攻撃で早大DF陣の穴を探そうとするが、なかなか決定的なチャンスを作れない。34分には左サイドの裏のスペースを突かれ、クロスを上げられるも郡司がヘディングでクリアする。40分にはDFのクリアボールを拾われゴール正面でシュートを放たれるも、浅沼ががっちりキャッチ。両者譲らず0-0で前半を終えた。

 後半は向かい風となった東洋大であったが、先制点を奪うべく積極的な姿勢を見せる。9分、右サイドで年森、黒須、川森とパスを繋ぎ最後は三田がシュートを放つもゴール左に逸れる。14分には左サイドの筑井がスピードに乗ったオーバーラップでクロスを上げるも、ゴール前中央で待つ三田には合わない。すると64分、攻めて上がっていた右サイドの裏を突かれ、カウンターから3対3の状況を作られると、正確なクロスを中央で合わせられ、失点を喫する。68分、篠田に代わって仙頭を投入し、同点ゴールを奪いにかかるが、相手の身体を張った守備にことごとく跳ね返されてしまう。何度もこぼれ球を拾い2次、3次攻撃を仕掛けようとするも、シュートまで持ち込む前にボールを奪われるシーンが続く。その後は互いにショートカウンターの応酬となり、シュートを撃てずにもどかしく時間が過ぎてゆく。アディショナルタイムには、三田が体勢を崩しながらボレーを放つもボールはゴール上へ。無情にも試合終了の笛が鳴り響き、0-1で敗れた。

 ここ2試合、守備面で個々の粘りや集中力が見られるようになり、大崩れしない安定した戦いができるようになった。しかし、89分間集中力を切らさなくても、たった一度のミスが失点、敗戦に繋がってしまうのがサッカーだ。1部の強豪校が相手となれば、尚更である。今節、今季初の無得点となってしまったが、東洋大のサッカーが相手に全く通用しなかったわけではない。勝ち星から遠ざかっている今こそ、自分たちのプレーに自信を持つことが大事だ。東洋大サッカー部の1部での歴史はまだ始まったばかりで、失うものは何もない。全員が気持ちを一つにし、次こそ勝ち点3を奪いにいく。

[写真]年森は中盤から攻撃を組み立てた

(文 スポーツ東洋 平柳麻衣)
(写真 国府翔也)

[次節試合予定]
第7節・5月11日順大戦(11:30@古河サッカー場)

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