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[ケイスポ]慶應義塾大 第7節日体大戦プレビュー

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]
 第87回関東大学サッカーリーグ1部第7節は11日に行われ、慶大は古河市立古河サッカー場で日体大と対戦する。

 前節は劇的な試合展開だった。2点のビハインドを背負いながらも武藤嘉紀(3年=F東京U-18)の個人技で1点差に詰め寄ると、試合はそのまま終盤へと突入する。誰もが負けを覚悟する中、わずか30秒の間で逆転。選手たちは喜びのあまりピッチに崩れ落ち、観客もその喜びを爆発させた。

 ここまで慶大は、試合展開は悪くないものの悪い時間帯での失点などで勝ちに恵まれなかった。そうした中での勝ち点3獲得は大きな意味を持つだろう。特に前節3得点を挙げた攻撃陣には注目だ。ここまで出場5試合で4得点を挙げているエース武藤に加え、1トップには端山豪(2年=東京Vユース)が復帰。スピード、パス、ミドルシュートあらゆる武器を兼ね備えた端山が攻撃の起点となる場面が増えている。これまで武藤に依存気味だった攻撃にバリエーションが増えそうだ。

 好調の攻撃陣とは反対に心配なのが守備陣だ。6試合で16失点という数字ももちろんだが、問題なのが試合開始早々での失点だ。ここまで、6試合中4試合で開始5分以内に点を取られており、前節でもその失点が響き終盤までリードを奪われてしまった。この課題を解決しないことには上位進出は見えてこないだろう。とりわけ今節の相手日体大は守備に定評のあるチーム。鉄壁の守り相手に大量得点は望めないだけに、守備陣は最少失点で切り抜けることが求められる。

 徐々に本来の調子を戻し始めた慶大。本当の戦いはここからだ。

(記事 慶應スポーツ新聞会 石塚大樹)

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