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29日 「最後の国立」早慶サッカー定期戦

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 6月29日、第64回早慶サッカー定期戦が国立競技場で行われる。

 64回の歴史を持つ早慶戦。国立で行われてきた伝統の一戦は、様々な歴史を生み出してきた。4万5千人の観客動員、天覧試合など、大学サッカーのみならず日本サッカーを代表する一戦として受け継がれ、数々のOBを輩出してきた。どのOBも「早慶戦だけは特別」と話す。日本代表にもJリーグにもない雰囲気を持つ、学校のプライドを懸けた戦いである。

 試合に先立ち、24日に記者会見が行われた。早稲田大学ア式蹴球部の古賀聡監督、中田航平主将、榎本大希、慶應義塾体育会ソッカー部・須田芳正監督、松下純土主将、岩田修平副将が登壇。両監督は、早くも火花をちらすように話した。古賀監督が「泥臭く、早稲田らしいサッカーで観客を感動させたい」と語り、一方の須田監督は「慶應の先輩から受け継いできた勝負への集中力を発揮して勝利したい」と意気込んだ。

 早稲田大学は、今季関東大学リーグ戦1部2位と好調をキープ。一方、慶應義塾大学は開幕から波に乗れなかったものの6月のアミノバイタル杯関東大学サッカートーナメントでは、準優勝と上向きだ。前期に両校とも“関東2位”という好位置を経験した今、絶対に負けられない戦いに挑む。

 改修工事に伴い、「最後の国立」開催となる。運営は全て両部の学生で行われており、様々な層に楽しんでもらう為多くのイベントも準備されているという。

 「最後の国立」で笑うのはどちらの大学か。今週末、国立で特別な戦いが見られるだろう。

(文 慶應義塾体育会ソッカー部 呉田幸子)

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