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[スポ東]GK退場から悪夢の3失点を喫し、逆転負け

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[スポーツ東洋 ゲキサカ版]
[9.21 第87回関東大学サッカーリーグ戦・後期1部リーグ第13節 東洋大2-3明大]

 前節、早大に惜敗した試合から中2日で明大との一戦を迎えた。序盤から積極的にチャンスを作りだし、36分に仙頭のゴールで先制点を挙げる。そのままゲームを支配したいところだったが、後半開始直後にGK浅沼が一発退場となると、空気は一変。立て続けに3失点してしまう。反撃は黒須の1点のみにとどまり、2-3で敗れた。

東洋大2-3(2-0)明大

<得点者>
36分 仙頭啓矢(1年=京都橘高)
81分 黒須大輔(4年=習志野高)

<出場メンバー>
▽GK
浅沼優瑠(3年=成立学園)
▽DF
馬渡和彰(4年=市立船橋高)
藤井悠太(4年=武南高)
筑井駿(3年=前橋育英高)
平石直人(3年=帝京高)
▽MF
黒須大輔(4年=習志野高)
石川俊輝(4年=大宮ユース)
桑田直徹(4年=大宮ユース)
斉藤昴太(3年=八千代高)
46分→半澤直人(4年=浦和南高)
▽FW
仙頭啓矢(1年=京都橘高)
74分→年森勝哉(4年=F東京U-18)
小山大貴(2年=大宮ユース)
55分→三田尚央(4年=F東京U-18)

 味の素フィールド西が丘での明大戦は、鮮烈な1部デビューを飾った開幕戦とまったく同カードだ。前半は東洋大ペースで進んだ。9分に相手Ckからカウンターを仕掛けると、黒須が右サイドに抜け出しシュートを放つ。ゴール左に外れたが、これを皮切りにリズムをつかむ。迎えた36分、黒須が再び右サイドから切れ込みシュートを撃つ。一度はGKに弾かれたが、こぼれ球を仙頭が押し込み、待望の先制点を奪った。その後は明大が徐々に攻勢に出始めたが、体を張ったプレーでゴールを割らせず、1点リードで前半を終えた。

 後半開始早々、アクシデントが発生する。DFの裏に抜け出した相手選手が浅沼と交錯。明大にPKが与えられ、浅沼にはレッドカードが提示された。判定に納得いかないベンチ陣が審判団に必死に抗議するも、判定は覆らない。控えGKの半澤が急遽、出場することとなった。このPKで同点に追いつかれると、チームは混乱した状態を立て直せず、52分にDFとGKの連携ミスから勝ち越し点を許す。ここで小山大に代わって三田を投入し、流れを取り戻そうとする。しかし、荒れたゲームをコントロールすることができず、62分にカウンターから追加点を奪われてしまった。2点ビハインドの苦しい状況を打開したのは、石川、藤井の二人だ。石川は自ら何度もドリブルで仕掛けてゴールに迫り、諦めない姿勢をプレーで示す。また、守備陣の集中力が切れている中、藤井は相手選手との1対1に何度も競り勝ち、「相手より走らないと勝てないぞ」と喝を入れた。二人の奮闘に他の選手も応える。81分、石川の素早いリスタートからDFの裏に抜け出した三田がクロスを上げる。これに黒須が合わせ、1点差に追い上げた。タイムリミットが近づくも、さらに相手ゴールに襲い掛かる。ロングボールを中心に攻め、アディショナルタイムには二度のCKのチャンスがあったが、決めきれない。無常にも試合終了が告げられ、選手たちはがっくりと肩を落とした。

 疑惑の判定、数的不利、2点のビハインド。様々なアクシデントに見舞われた中でも、攻める気持ちを失わなかったことは評価できる。しかし、古川監督は「3失点もしていては勝てない」と守備の立て直しを課題とした。次節は浅沼、馬渡、藤井が出場停止であるが、爆発的な攻撃力を誇る専大が相手であっても言い訳はできない。降格圏脱出に向け、勝ち点を奪いにいくだけだ。

[写真]仙頭の諦めない姿勢が先制点を生んだ

(文 スポーツ東洋 平柳麻衣)
(写真 小俣勇人 白石有香 国府翔也)

[次節試合予定]
第5節・9月28日専大戦(13:50@古河市立古河サッカー場)

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