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[コマスポ]国士舘に勝利し、連敗脱出なるか

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 第88回関東大学サッカーリーグ戦1部第3節は、20日に横浜市三ツ沢公園陸上競技場で駒澤大は国士館大と対戦する。前節の早大戦は開始5分に先制点を奪うものの、その後に3失点を喫し逆転負け。伝統校の意地、早大の底力の前に屈してしまった。駒大は開幕2連敗となり、1部のレベルの高さを改めて痛感させられた。しかし、開幕戦の完敗から一転、前節は駒大が試合を支配する場面も多々見受けられ、次節以降に期待できる戦いぶりでもあったことは間違いない。今節の相手は難敵国士大。駒大復活に向けて、早く一歩を踏み出したいところだ。その一歩がチームにとってどれだけ大きなものか、それは計り知れない。

 前節の早大戦。試合はいきなり動いた。5分、MF中村駿(3年=習志野高)がDF嶋谷昇大(3年=神戸弘陵高)のロングパスで裏に抜け、最後は冷静にGKを交わしネットを揺らした。幸先よく先制した駒大だったが、ここから苦しい戦いが待っていた。先制ゴールからわずか10分後、早大の素早い攻撃から最後はフリーでシュートを決められ、あっさりと同点に追いつかれてしまった。その後は拮抗した展開が続き、前半は同点で折り返した。後半、最初のチャンスは駒大だった。FKのチャンスを得た駒大。小牟田洋祐(4年=前橋育英高)のシュートは早大GKのファインセーブに遭い、逆転の機会を逸する。すると、53分。早大の精度の高いショートカウンターから失点し、逆転を許してしまった。70分にも決定的な3点目を奪われ万事休す。悔しい逆転負けとなってしまった。駒大の選手たちは皆口ぐちにこう言った。「小牟田が競った後に拾えていない。」セカンドボールが拾えないと駒大らしいサッカーも影を潜めてしまう。今節の国士大戦は、セカンドボールをいかに多く拾えるか、が鍵になってくるかもしれない。

 対する国士館大はここまで1勝1分。昨年のインカレのファイナリストでもあり、強敵であることは間違いない。まだ2試合しか終えてないが、失点は0。堅実な守備が光っている。国士大は前節、慶大相手にスコアレスドローに終わっている。上位陣に引き離されないためにも勝ち点3が欲しいところだ。

「早く1勝すれば気分も変わる。」秋田監督は早大戦後こう語った。今の駒大に必要な薬は勝利という2文字。勝ち点3を獲ることで選手たちは自信を持ってプレーすることが出来るようになるだろう。2年ぶりの1部の舞台。まずは1勝。赤黒の戦士たちがピッチで躍動する姿に期待したい。

(文 駒大スポーツ 権平雅大)
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