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[早スポ]早稲田大、国士舘大戦後のコメント

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 早稲田大は18日、関東大学サッカーリーグ1部第9節で国士舘大に3-1で勝った。

以下、試合後の選手コメント
●MF近藤洋史主将(4年=名古屋U18)
―上位2チームが勝った中でプレッシャーなどは試合前にありましたか
「この試合前に、最終節までの国士舘、筑波大戦で2連勝して、専大戦に臨もうって話しました。なので上位のチームが勝ったとか引き分けたとかに関係なく、まず自分たちが最終節までの2試合をしっかり勝ち切ろう、国士舘大相手に勝ち点3を取ろうと集中して臨めたと思います。」
―前半から相手を押し込めましたが、振り返って
「攻撃の部分では広く深く供給して、ドリブルとかでチャンスをつくるということができたと思います。ただそこからの切り替えの強度はまだまだ弱かった部分があったと思います。」
―先制のCKの場面を振り返って
「セットプレーの場面だと、守備面ではまず集中して守り切れていたので、攻撃の面でも自分たちの強みとなるように取り組んでました。そういった意味では結果としてCKから点が取れたのは良かったと思います。」
―前半から要所に顔を出しパスを散らすシーンが印象的でした
「前節(△1-1)流通経大とやって、相手がエネルギーを出してきた中でボールを横に動かしたりして相手のエネルギーをかわせたらなと思ってたので、きょうは少し自分のところでボールを動かすのを意識してやってました。」
―左足でシュートを打つ場面もありました
「あれはドリブルで運んでシュートまでいったんですけど、打ってからですけど、浮かせて打てば絶対入るかなと思ってしまいました。もっと冷静に相手の動きを見てから打てば良かったと思います。」
―攻撃面で手応えなどはつかんできましたか
「そうですね。ボールが動けば自分自身も前に関わるタイミングや、ボールを奪うタイミングもつかめてくると思うので、しっかり自分のところで深さと広さをとって、そこからゴール前にも顔を出していきたいとは常に意識してます。」
―後半は押し込まれる時間帯が続きましたが振り返って
「あの場面では個人個人がディフェンスする時にもっと考えてやらなくてはいけなくて、まだまだこのチームは経験が少ないので、自分も含め昨季から関東大学リーグ戦に出てる選手たちが経験を生かしてプレーしなくちゃいけないなと感じてます。」
―経験を生かしたプレーというのは具体的にどういったプレーでしょうか
「どこでプレッシャーにいくのか、ボールを奪った後にどうするか、そういった部分での判断が一人一人足らなくて、ああいう風に押し込まれた場面できつくなるので、そこをもっと経験のある選手が考えてやっていかないといけないなと思います。」
―3点目の場面では途中交代の選手などの活躍もありましたが、振り返って
「途中交代の選手たちがボールを奪った後の判断などを明確にし、強い気持ちでピッチに入ってくれたのでやっていて助かりましたし、ああいう苦しい展開で途中から入って結果を残してくれるのは本当にいいことだと思います。」
―試合後のチームの雰囲気はいかがでしたか
「勝ったということでみんな明るく雰囲気も良かったです。ただ個人個人で見れば、後半押し込まれた時に足らない部分がそれぞれあるので、そこを修正しないといけないかなと思います。」
―攻撃面での手応えも出てきた中で、近藤洋選手自身の得点を期待する声もあります
「自分自身ことし点が取れてないので、チームのために仕事をしながら自分自身も得点に絡んでいけるようにしたいと思います。」
―次節の筑波大戦への意気込みをお願いします
「順位は関係なく筑波大との試合はいつも難しいものになりますし、特にボールを動かして押し込まれる、きょうの様な場面でどう対応するかっていうのを明確にしないといけないと思いますし、次勝たないと2連勝っていう目標も達成できないのでしっかり高めていきたいと思います。」

●GK松澤香輝副将(4年=流通経済大柏高)
―前回引き分け(△1-1流通経大)でしたが、きょうの試合を終えてみていかがですか
「専大と6月15日に戦う前に、きょうの国士舘大と筑波大に勝とうという中での1戦目だったので、とにかく勝てて良かったと思います。」
―立ち上がりから流れが良いように思われましたが、前半を振り返っていかがですか
「積極的にゴールまで向かえたというのは良かったと思うのですが、切り替えの部分であったり、自分たちが練習で積み上げてきたものを全て発揮できたかというと、まだまだそうではなくて、周りから見れば自分たちのペースで試合を運ぶことができたのではないかと思われると思うのですが、もっともっと点を取れるシーンがありましたし、前半に関してはまだまだだという感じでした。」
―きょうの相手に3得点は少ないといった印象ですか
「前半で3点取って試合を決めたかったなと思いますし、後半に2-0の状況で失点してしまって少し苦しくなったかなと思うので、最後に3点目を取れましたけど、もっともっと楽にゲームを運べたのではないかと思います。」
―後半の失点についてはいかがでしたか
「クロスを上げられたときに、僕自身の準備というか、あのクロスに対して一歩遅れてしまって、前で触られてしまったので、あそこは自分がしっかりと守らなくてはいけないなと思いましたし、その前にもそこからクリアして外に出すことができなかったので、あのエリアでもっともっとはっきりとプレーをしなくてはならないと思います。」
―個人的に試合全体を振り返ってみていかがですか
「全体を振り返ったら、相手より走れたかなとは思いますけど、もっとサッカーの質のことだったら、まだまだパスがぶれてしまったりボールがなかなか収まらなかったりということがあったので、もっともっとサッカーの質にこだわらなければならないと思います。」
―今試合で3位に浮上しましたが、いまのチーム状況はいかがですか
「きょうは勝ちはしましたけど、まだまだチーム内の競争というのはできていないと思いますし、実際になかなかメンバーが変わらないという状況があるので、もっとチームとして競争していかなければならないと思います。チームとしてはもっと良くなると思います。」
―次の筑波大戦に向けて、意気込みをお願いします
「本当に勝つしかないと思いますし、専大との勝ち点をこれ以上開かせるわけにはいかないので、必ず勝ち点3を取れるように勝ちたいと思います。」

●MF近藤貴司(4年=三菱養和SCユース)
―3-1で快勝となりました。試合を終えて感想をお願いします
「勝っただけのゲームだったと思います。個人的にもプレーは全然駄目でしたし、チームとしても今週一週間でやってきた攻守の切り替えを90分間出し続けることができなかったので、まだまだ高めなければいけないと思います。」
―立ち上がりから両サイドから仕掛けるなどワセダが押していました
「自分たちが良かったというよりは相手が緩かっただけだと思います。2点を奪って前半を折り返すことができたのは良かったですけど、後半に1失点してますし、そういった一瞬の隙をなくさなければいけないなという風に感じました。」
―後半は一転、相手に押される時間帯もありました
「後半は風下になるので相手にボールを持たれることはある程度予想していましたが、あまりプレッシャーも掛からず切り替えも甘かったので、そんなに内容は良くなかったです。」
―積極的な飛び出しから3点目を決めました
「カウンターだったと思うんですけど、いっちー(FW市村一貴、3年=桐蔭学園高)から純平(DF新井、2年=浦和ユース)にボールが渡ったときに、いつもクロスの練習をしていた中で純平がどの位置に蹴ってくるのかということはだいたい分かっていました。いつもの場所に走っていったら良いボールがきたので、うまく決められて良かったです。」
―後半1失点してしまいましたが、守備に関して
「攻守の切り替えが遅くて、相手にやられなかったというだけで、相手のレベルが1、2段階上がったときにきょうの感じだとやられてしまうと思うので、また来週から高めていかなければいけないと思います。」
―今節の勝利で3位に浮上しました
「結局今節順大と専大も勝っているので、勝ち点差も現状も変わっていません。自分たちは勝ち続けるしかないので、また良い準備をしていきたいです。」
―次節は筑波大戦となります。意気込みをお願いします
「筑波大は今季調子が悪いみたいですが、要所に良い選手がそろっています。もう一度自分たちのサッカーに立ち返って、強みを伸ばせるように頑張っていきたいです。」

●MF園田慎一郎(4年=早稲田実高)
―2試合ぶりの出場でしたがいかがでしたか
「前節(△1-1流通経大)出れなくてスタンドから見てたんですけど、みんなが苦しい中で自分が力になれなかったので、今回は何が何でも自分の力でチームを勝たせたいなと思いました。」
―前半はセカンドボールをうまく拾えてた印象でしたがいかがでしたか
「自分が前回出た早慶戦(○2-0)で、自分はスタートから飛ばしても走り切れるっていうのが分かったので、きょうの試合でもみんなの分もスタートから走り、セカンドボールをしっかり拾うっていう部分を意識して臨みました。」
―ハーフタイムではどういった部分を話し合いましたか
「監督(古賀聡、平4卒=早稲田実高)が、まだまだ自分たちの強みを出せるんじゃないか、ということを話していて、自分自身も後半新たにそういった部分を意識してやっていこうと話しました。」
―後半苦しい時間帯が続きましたが振り返って
「逆風ということもあって相手が長いボールを蹴ってきて、自分たちがその対処をミスしてしまうこともあってしまいました。そこでもっとコンパクトにセカンドボールを拾っていけたらとは思ってました。」
―CKからのカウンターで3点目を奪いましたが、園田選手が前線に駆け上がる場面が印象的でした
「体力的にはきつかったですけど、自分が走ってスペースつくったことでファーサイドにいた貴司(MF近藤貴司、4年=三菱養和SCユース)がフリーになったので、少しでも味方を助けるプレーができて良かったです。」
―90分間を通しての走力に関しては自信がありますか
「そうですね。最後きつくなってきたときにみんなが励ましてくれたり、自分自身もいままでやってきたことを出すことで最後の一歩につながってると思います。もちろんもっとフルパワーでできる時間を延ばしていかないといけないですけど、少しずつ自信にはなってます。」
―次節に向けての意気込みをお願いします
「何が何でも勝たないといけない試合ですし、自分自身最後まで走り、チームとしても強みを出していけば勝てると思うのでそこに向けてしっかり準備をしていきたいと思います。」

●DF田中進之介(4年=湘南ユース)
―試合を振り返っていかがですか
「勝ち点3は取れたんですけど、まだまだ自分たちの力不足を感じるような試合展開であったり内容でした。」
―1点目、セットプレーからいいかたちでの得点でしたが振り返っていかがですか
「近藤(MF近藤洋史主将、4年=名古屋U-18)がいいボールを中に出してくれて、それを信じて走っていたので得点を取れてよかったです。そしてセットプレーからの得点が今季少なくて、セットプレーから点を取れれば本当に楽になるので、自分が強みを出して得点に関われたことは本当にうれしく思っています。」
―この得点が今季初得点になりましたね
「自分も得点を狙ってゴールを決めれるということがチームにアドバンテージがもたらされると思っていますし、そういった選手が増えればチームとして成長につながると思うので、自分が点を取ってチームにいい影響を与えられたのは良かったと思います。」
―前半は相手攻撃陣をいい感じに抑えられていましたね
「相手は前半から個人の能力で攻めてきて一人一人の距離が遠かったんですけど、それに対して自分たちはボールにいく選手とそれをカバーする選手というのを確認し続けるというのを徹底していました。その結果安定していたと言って頂けるような内容だったと思うので、連携というのを突き詰めていきたいと思います。」
―後半は中盤で相手に抜かれてしまい苦しい状況にもなりましたがほとんど最終ラインは割らせませんでした。その点に関していかがですか
「中盤がやられたということは、やはり攻守の切り替えが遅くなってしまったという結果であるので、そういったことができなくなって中盤とディフェンスラインとフォワードの3列の距離が広くなってしまって相手に自由にボールを持たせてしまう時間ができてしまったということが原因だと思います。自分たちは安定していたかもしれませんが、もう一つラインを上げて中盤の選手を助けなければチームとしてあのような苦しい時間ができてしまうので、ゴールを守ることはもちろんですけどボールを奪うという面でも影響力を出していかなければならないと思います。」
―この勝利で3位浮上となり優勝争いにまた加わることになりました
「首位を見たくなってしまうのですが、自分たちはチャレンジャーで1試合1試合勝ち点3を積み重ねていかなかなければならないと思うので、筑波大に勝って勝ち点3を積み上げて、その結果を受けて専大に挑戦できるのが一番なので、それに向けて準備をしていきたいと思います。」
―きょう見つかった修正点を今後どのように改善していきますか
「自分たちはまだまだ攻守の切り替えだったり、運動量の点で満足のいく出来ではなかったので練習から意識付けて次にはいい結果が出るようやっていきたいと思います。」

●FW市村一貴(3年=桐蔭学園高)
―3-1で快勝しました。今節を終えて率直にいかがですか
「前節引き分けたということで、今節勝たなければ優勝がなくなるという気持ちでみんなで挑んだので、勝つことができて良かったと思います。」
―前半についてベンチで見ていていかがでしたか
「前線でうまく切り替えて押し込めていたとは思うんですが、ただ相手の強度を考えるともっとやれるんじゃないかなというのは見て感じていました。」
―後半から少し相手に押されてしまう時間帯がありました
「どうしてもみんなの強度が落ちてしまっていて、自分たちのサッカーができなくなってきている時間帯だったので、自分が入って引き締めようという気持ちでした。」
―後半途中から入る時に、古賀聡監督(平4卒=早稲田実高)からの指示や自分で意識していたことはありますか
「監督からは、相手の右サイドハーフの20番(田中智也)がボールを持ったときに西山(DF西山航平、3年=浦和ユース)と自分のどちらがファーストディフェンダーになるのかということをはっきりさせて、もう片方はカバーに入るなりオフでしっかりポジションを取るようにという指示がありました。攻撃面では切り替えでどんどん前にいっていいということを言われました。自分としては、指示されたことはしっかりやろうというのと、逃げ切るのではなく自分が起点になってしっかり勝ち越し点を取りにいくという意識で入りました。」
―3得点目はご自身のドリブル突破から起点になりました
「良い位置でボールを奪えて、そこから味方の選手が切り替えて中に入っていくのが見えたので、落ち着いて空いているスペースを選択できたのが3点目につながったのかなと思います。」
―今節の白星で3位に浮上しました
「まだまだ自分たちは3位で満足するようなチームではないですし、1位しか駄目だと思っています。前期はまだあと2試合残っているので、それに向けてトレーニングからやっていきたいと思います。」
―次節の筑波大戦に向けて意気込みをお願いします
「自分が試合に出なければ活躍できないので、出るためにまずトレーニングでしっかり積み上げていくことと、またアピールして次の試合もアシストと得点で結果を出せるように頑張っていきたいと思います。」

●DF西山航平(3年=浦和ユース)
―今季初出場となりましたが、試合を振り返って感想をお願いします
「きのうの練習中に俊輔(DF平澤、2年=JF「アカデミー福島 )と自分が接触してケガをさせてしまって、そこのポジションで自分が出ることになったので、すごく責任を感じましたし、俊輔の気持ちも背負って戦おうと思って入りました。きょねんも関東大学リーグ戦は何試合か出させてもらったのですが、自分が直接チームを勝利に導けていなかったので、きょうは本当に勝ちたいと思っていました。結果として勝利できたことにホッとしていますし、本当に良かったと思いました。」
―前半は相手を圧倒しましたが、後半は流れを奪われた時間もありました。原因は何でしょうか
「なかなか自分たちのボールにすることができずに相手主導になっていたんですけど、イニシアチブを取られたという印象はあまりなかったです。相手に蹴らせたボールを後ろでしっかり取って、それをうまくマイボールにできなかったのが後半のような展開をつくってしまったんだと思います。でもそこでしっかり守り切れたところは本当に良かったです。とはいえあの1失点でさらにキツい場面を自分たちにつくってしまったので、そこは課題かなと思います。」
―後半、疲れは出ていませんでしたか
「終盤になるにつれて多少は感じていましたが、そこは関係なく、自分たちの強みである切り替えの早さであったり相手を圧倒する運動量であったりを見せていかないと駄目なので、その面においてはまだまだ足りないのかなと感じました。」
―相手は積極的に右サイドを攻撃していましたが、いかがでしたか
「相手は右サイドの選手がワイドに張って、そこから仕掛けてくるという情報が前々からあったのですが、きょう1試合を通して相手にあまりボールを持たせず、良い状況をつくらせない、仕事をさせないというのはできていたと実感しています。右サイドから行かれるというのは分かっていたんですけど、決定的な仕事はさせなかったので良かったかなと思います。」
―改善点があればえてください
「守備の面においてはアグレッシブにいけて、仕事をさせないというのはできたと思うんですけど、守備に重きを置いた分、攻撃に参加するシーンが少なかったです。自分からも厚みを加えたり点に絡んだり、前に前に行く姿勢をとんどん出さないとこれから強い相手と戦っていく中で勝てないと思うので、そういったところを課題として見て、これから1週間フォーカスして練習していきたいと思います。」

●MF堀田稜(3年=浦和ユース)
―きょうの試合を振り返って
「国士舘大という相手は一対一の場面などで戦ってくる相手なので、自分たちは立ち上がりからそういう場面で負けないようアグレッシブに挑もうと意識して臨みました。前半は球際でも打ち勝てる部分はあったんですけど、結局それは断片的な部分で終わってしまっていて、自分自身後半は運動量もガクッと落ちてしまいましたし、まだまだ90分間戦える力がないと痛感しました。」
―前半は個人で突破するシーンも多かった中で、2点目の場面ではアシストも記録しました
「大学に入ってから守備でボールを奪う、奪ってから攻撃につなげるっていうのは練習してきていて、その中で自分の持ち味のスピードや運動量を出せた場面だったと思います。ただ結局はあのシーンぐらいしか見せ場はなく、まだまだ自分の力不足を感じます。」
―個人のプレーには満足してないということでしょうか
「良かったシーンはあれだけっていうのが感想なので、それを90分間持続しないとチームにも貢献できないし関東大学リーグ戦で優勝することもできないと思うので、もっと自分がボールを奪って得点につなげられるシーンを増やしていきたいと思います。」
―きょうは左サイドバックがDF西山航平(3年=浦和ユース)選手でしたが関係性はいかがでしたか
「個人的な話で言えば西山と自分は小学校の時から一緒にプレーしていて、あいつの強みとかは分かってると思うし、一対一の場面では要所であいつに任せてました。それで奪ってくれるシーンも多かったと思いますし、関係性は良かったと思います。」
―後半は押し込まれましたが要因はどこにあると考えますか
「風向きもあって相手はボールをシンプルに入れてきた中で、自分たちは相手のボールの出所に前からプレッシャーをかけていこうとしました。ただそこで自分たちの背中を(ボールが)超えた時のプレスバックが弱かったと感じてますし、ワセダの強みである切り替えの速さが出せず、前線でボールを収められ2枚目、3枚目の選手に飛び出されてしまったので、そういう部分が要因かなと思います。」
―途中交代のFW市村一貴(3年=桐蔭学園高)選手が3点目を演出しました。互いにいい刺激を与え合ってるように見えるのですがいかがですか
「そうですね。市村に関して言えば、練習の中から前線のプレスを徹底し個の力でもゴールに向かっていける選手です。自分自身は後半運動量が落ちてしまい交代したのは非常に不甲斐無かったんですけど、サッカーはチームーツなので交代して出た市村なら絶対やってくれると信じてましたし、実際ああいう風に得点につなげられたのはチームにとって非常にプラスなことだと思います。自分のパフォーマンスには不満が残りますけど、チームとしてあそこで3点目を取れたのには満足してます。」
―明大戦(●1-2)での自身のプレーに「責任を感じている」と話してましたが、きょうのプレーでその気持ちは晴れましたか
「自分自身明大戦でここ(味の素スタジアム西競技場)でチームに迷惑を掛けてしまったので、きょうはチームを助けようとアグレッシブな姿勢で臨みました。実際2点目をアシストすることはできましたけど、評価するのは90分間を通してのプレーだと思うので、そういう部分で考えたらチームの足を引っ張ってしまったかなというのが率直な感想です。本当に自信を持って、自分がきょうの試合を勝たせたと言えないといけないと思います。あの試合をずるずる引きずるのも良くないですけど、(明大戦を)ポジティブに捉えていかないと責任を果たせていけないかなと思います。」
―次節の筑波大戦に向けての意気込みをお願いします
「筑波大はボールポゼッションもうまく個の力もあるチームなんですけど、自分たちとしてはそういう相手に対してボールを奪って速くゴールに迫れるか、ワセダの強みが試される試合だと思います。そういう部分には自信を持ってますし、それを試合で発揮できるか、90分間を通して発揮できるかというのを今週磨きをかけて試合に臨んでいきたいと思います。」

●FW宮本拓弥(3年=流通経済大柏高)
―試合を振り返って
「前半は2-0で折り返せたのは本当に良かったんですけど、前半の途中でぐだっとしてしまったシーンがあったり、自分たちの強みである攻守の切り替えを弱めてしまったので、そこは反省しなければならない点です。」
―前半、ワセダらしいプレーが多くできていたように思いますが
「FWだったら上くん(FW上形洋介、4年=早稲田実高)も僕も裏に抜ける動きだったり、守備でも攻守の切り替えを意識したんですけど、途中からはその強さというのが弱くなったので体力的にもメンタル的にも強くしていかなければ行けないなと思います。」
―MF堀田稜選手(3年=浦和ユース)からのグラウンダーのクロスにうまく合わせ今季2点目となりましたが
「本当に僕と堀田は攻撃ではいい関係性を持ててると思います。僕から堀田というのもあったりその逆もあったり、練習中からいいシーンが何回もあります。今回は堀田からいいパスを出してくれたから僕はそれに合わせるだけでした。」
―後半は逆に国士舘大に押されて自分たちの思うようなプレーができない時間帯が続きましたが
「前半2-0で折り返して、2-0は危ないから最初から気を引き締めていこうと思ったんですけど、相手も2-0にされて割り切ってきて、FWの11番(平松宗)に当ててきたりだとかをしてきてそのエネルギーにやられてしまった部分があります。しかし、結果的に3点目のDF新井純平(2年=浦和ユース)のいいクロスから貴司くん(MF近藤貴司、4年=三菱養和SCユース)決めたりだとか、最後の最後まで得点を狙って取れたということは良かったと思います。」
―後半苦しい状況で上形選手、堀田選手、宮本選手の3人で相手ディフェンスを崩していましたね
「あれこそ、自分たちがしようとしてる攻撃で目指している関係性です。その関係性から速い攻撃っていうのは出せたと思うので、あとは僕のクロスであったり堀田の入りがもっとうまくいけば、もう1点は取れたと思うので、そこは突き詰めていきたいと思います。」
―この試合で3位浮上となりましたが次節の筑波大戦の抱負をお願いします
「筑波大は現在最下位ですが、僕たちのイメージでは技術が高くて、うまい選手がそろっていると思っているので、なかなか難しいゲームにはなると考えていますが攻守の切り替えだったりのハードワークを90分間出し続けられるように頑張りたいと思います。」

●FW山内寛史(2年=國學院久我山高)
―途中出場となりましたが、試合を振り返って感想をお願いします
「自分が入ったときは2-1だったので、前線から守備をしてそのまま終われるか、自分が1点取れれば良いかなと思っていました。結果としてスコア的に勝てたので良かったです。」
―前半は相手を圧倒しましたが、後半は流れを奪われた時間もありました。原因は何でしょうか
「単純に走れていなかったのかなというのもありますし、暑さも原因だったかもしれないですが、やはり失点前からラインが低かったり、前線からプレスを掛けられなくなっていたかなと。あそこの時間で失点なしで締められなければ2-1と危ない状況だったので、そこはチームとしての課題かなと思います。」
―途中出場の際に古賀聡監督(平4卒=東京・早実)からはどのような指示を受けましたか
「点を取ってこい、やってこいということだけいつも言われるので、自分なりに理解して入りました。」
―チームとして良かったところや改善点があればえてください
「やはりセットプレーから早い時間帯に点を取れたということはチームとして非常に良かったことだと思います。課題としては前線からプレスを掛け続けられなかったということと、相手のペースに持っていかれたことだと思っています。試合を通して国士舘大のハードワークであったり戦う姿勢であったりが見られなかった中で、そういう時間帯をつくってしまったのは反省です。」
―次節に向け意気込みをお願いします
「筑波大もボールを回してくるチームだと思うので、自分が出る機会があるならば前線から追っていかなければいけないですし、あまりにも得点を決めていないので、きょうも逃した得点チャンスを次こそモノにして、自分としても調子を上げていければなと思います。」

[写真]今季リーグ戦初出場となった西山

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