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[コマスポ]後期開幕戦、黒星スタート

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2014第88回関東大学サッカーリーグ1部・第12節は9月6日、龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールドで駒澤大VS国士舘大戦が行われた。駒大は後半の立ち上がりにCKからMF伊藤槙人(4年=浜名高)が頭で合わせ先制。だがその後、ミスが目立ち始めると、立て続けに2失点。試合終了まで国士大優位に試合が進み1-2で逆転負けを喫した。秋田浩一監督が「(先制点後は)引いて守ってしまっていた。もう少し積極的に攻撃して欲しかった」振り返った通り、後半開始早々に先制した後の試合運びが勝敗を分けることになった。

 前半、駒大はロングボールを多用し、サイド攻撃や得意のセットプレーから度々相手ゴールに迫る。特にこの日はMF小牧成亘(4年=ルーテル学院高)と今季リーグ戦初先発のMF新田己裕(3年=ルーテル学院高)の活躍が目立った。小牧は1対1の駆引きの上手さを生かし相手陣内深くに切り込み、新田は豊富な運動量で、頻繁にパスを受け、駒大の攻撃のかたちを作っていく。両サイドハーフがそれぞれの持ち味を発揮し攻撃の起点となって好機を演出した。だが、体をしっかりと寄せてくる国士大のDFにあと一歩が出ず、ゴールに押し込みきれない。それでも国士大のサイドチェンジやワンツーでスペースをテンポよく使ってくる攻撃を伊藤がストッパーとなり防ぎ、攻め込まれてもDF川岸祐輔(4年=前橋育英高)など最終ラインの選手が身を挺してシュートを跳ね返し続け、スコアレスで前半を折り返す。

 後半開始早々の49分、CKから伊藤が頭で合わせ、先制点を挙げる。後半は幸先の良い立ち上がりとなったが、その後は「リズムが狂い間延びしてしまった。セカンドボールも拾えずにやりたいことが出来なかった」とDF平尾優頼(4年=市立船橋高)が振り返るよう、攻守に連携ミスが目立ち始め、徐々に国士大にペースに。すると57分、ショートカウンター攻撃からMF進藤誠司(4年=流通経済大高)にしっかりと同点弾を決められる。続く71分にはPKを与えてしまいFW平松宗(4年=新潟Y)に決められ、逆転を許す。その後、途中出場のFW菊池将太(3年=浦和東高)がキーパー正面まで持ち込むなど、駒大にも決定機が訪れるが、あと一歩押し込み切れず、試合は1-2のスコアのままタイムアップ。後期開幕戦を勝利で飾ることは出来なかった。

(文・駒大スポーツ 向江凌理)
(写真・同 森 綾香)

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