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[早スポ]早稲田大、駒澤大戦後のコメント

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[早稲田スポーツ ゲキサカ版]

 早稲田大は関東大学リーグ1部第13節で駒澤大と対戦し、2-2で引き分けた。

以下、試合後の早稲田大選手コメント

●MF近藤洋史主将(4年=名古屋U18)
――タフなゲームとなりました
「前半は個人的には時間をつくったりボールを動かしたりとできてましたけど、後半になってなかなか自分のところで相手に押し込まれるかたちとなり、いいボール状況をつくれませんでした。相手のパワーを受けてしまったという気持ちです。」
――蹴ってくるチームという意識はあったと思いますが試合前の対策は
「セカンドボールだったり個人の競り合いで負けないというとこです。気持ちを前面に出してくるっていうのは分かってたので、そのエネルギーやパワーに負けないってことを意識してました。」
――2-1で終えた前半を振り返って
「個人的にも前半は(パスを)受けれてましたし、間で受けて前向けてたので攻撃のところはうまくできてた場面が多かったと思います。」
――後半いきなり失点し、その後も相手の時間帯が続いた中でどのようなプレーを意識しましたか
「自分のところで相手の勢いを殺すというか、相手が前に出てくる中で自分のところでボールを持って勢いを殺せてればこっちのチャンスになると思ってたんですけど、全然自分自身(状況を)変えれなかったというか、90分間を通していいプレーが続けられなかったので、そこは相手に勢いを持たせてしまったと思います。」
――勢いを殺す、というのはタメをつくったりサイドを変えるということでしょうか
「そうですね。前半のところでも相手がロングボールで速くきた中で、セカンドボールを拾ってサイドを広くしたり相手を動かせれば相手のパワーも落ちてきますし、攻撃の部分で先手を取れれば相手も苦し紛れのクリアになりますし、そこでセカンドを拾えたらチャンスにもつながるので、そういったところで先手を取っていきたかったです。」
――相手のボランチや2列目の選手のマークが厳しく苦しそうにプレーしている印象でした
「前半は自分がボール持って落ち着かせたりサイドを変えてたりしてたので、後半は自分のところを潰しにくるというのは分かってました。それをさらに超えていこうと思ってたんですが勢いにやられてしまい悔しいですし、それくらい相手が前にエネルギー出してきたとしても自分が絶対的に負けないプレーをしていかないと苦しくなると感じました。」
――久しぶりのフル出場でしたがいかがでしたか
「入りも大丈夫でしたし問題無かったです。ただ後半のところで絶対的なプレーができなかったのが反省点です。」
――試合後は悔しそうな表情でしたがチームとしてこの引き分けはどのように捉えてますか
「きょうピッチで表したのが自分たちの実力ですし、相手も縦に速くだったりとかサイド突破してクロスを上げきるとか、どのチームもレベルアップしているのを肌で感じてます。自分たちのこのままの実力では今後勝てないですし、相手が高めてくる中でより実力を伸ばしていかないといけないです。Iリーグ(インディペンデンスリーグ)やJrリーグに出てる選手もそうですし、もちろんきょう出てた選手ももっと高めないといけないと思います。自分自身ももっとレベルアップしないといけないなと思います。」
――次節に向けての意気込みをお願いします
「アミノバイタルカップで負けてる(●0-2)ってこともありますし、きょうもそうですけど毎回遠いところまで自分たちの勝利を信じて足を運んでくれる人や、ピッチのメンバーを信じて応援してくれる人たちがいて、そういう人たちのためにも勝たなくてはいけないと思うので、きょうは悔しかったですけどその分次は勝てるように高めていきたいです。」

●MF近藤貴司(4年=三菱養和SCユース)
――きょうの試合に向けて、どのような意気込みで臨まれましたか
「いつも通り変わらず、自分たちの立場的にも勝たなければ状況が変わらないので、勝ちだけを目指して臨みました。」
――きょうの試合結果についてはいかがですか
「最悪でしたし勝てるゲームだったので、本当にもったいないゲームでした。」
――その中でも、1ゴール決められましたが、そのシーンを振り返ってみていかがですか
「八角(DF八角大智、3年=流通経済大柏高)からのボールが流れてきたのですが、相手がボールウォッチになりがちだという情報が入っていたので、ファーに残っていたらボールがきたので、打ったら入りました。」
――チャンスがあった中での引き分けでしたが、攻撃面での課題はありますか
「同サイドでしか攻撃できていなくて、もう少し幅を使って、左サイドから右サイドだったり、右サイドから左サイドだったりという展開があれば、そこからまたスピードアップして数的優位になれるシーンがあったと思うので、そういったところは前期からの課題なのですが、もう少し落ち着いて視野を広くもって攻撃できるようにやっていきたいです。」
――守備面で出た課題はありますか
「サイドからはやい展開でクロスを上げられたときに、中の選手の準備ができていなかったので、そこが課題として浮き彫りになりました。」
――駒大相手に対応ができなかったということはありましたか
「特にこっちの左サイドは、相手の右サイドハーフの7番の選手(MF平野篤志)がスピードがあって、そこで少し後手後手になってしまったので、そこはやっぱり一人一人が個人の能力を上げるしかないですし、やられた後の対応はまだまだだと思います。専大との対戦だったりを想定したら、よりやられてしまうシーンもあったと思うので、攻守ともに高めなければいけないなと思いました。」
――アミノバイタルカップ2014であたった国士舘大相手ですが、次の試合に向けての意気込みをお願いします
「あの試合(●0-2)も自分が点を決めていれば勝てたという責任があったので、次はゴールを決めて勝利へ導けるような活躍ができるように、チームとしても結果が出るように頑張ります。」

●DF金澤拓真(3年=横浜F・マリノスユース)
――試合を振り返って
「相手のエネルギーに力負けしたと感じていて、FWやサイドの選手の突破力に押し込まれてしまい、2失点目の場面や後半の押されてた時間帯で自分たちのリズムがつくれずボールを保持することができませんでした。個に限る話なんですけど、自分たちの個が相手の個に勝てなかったのが引き分けっていう結果につながったと思ってます。」
――相手のFW小牟田洋佑選手とは身長差がかなりありましたが、マッチアップしてみていかがでしたか
「いままでよりも競り合いの強さや球際の強さを感じていて、いままでは止まって競り合ってたのが横から入ってきたりしましたし、ただでさえ身長差がある中でそういった選手に競り勝てませんでした。自分が勝てなかったのが相手にリズムをつくらせてしまった原因だと思うので、自分の個で相手のFWに打ち勝っていかないといけないのかなと思います。」
――身長差がある中でどういった守備をしようと心掛けてましたか
「できるだけ自分たちのゴールから遠ざけるためにラインを上げるってことと、競り合いに強くくる中で中盤の選手やDFの残り3選手がしっかり予測してファーストディフェンスを連続していこうと話してた中で、前半はうまくできていた点が多かったと思います。ただ自分たちの予期せぬタイミングでボールを入れられたり、自分たちの守備陣形が整ってないときは相手の方にボールがこぼれて有利に攻め込まれてました。そういったときこそ個の力だったり個の領域で守らなくてはいけないと感じてます。」
――ゴールラインぎりぎりでクリアする場面もありました
「あれもマツくん(GK松澤香輝副将、4年=流通経済大柏高)が出てた中でゴールっていうのが一番危険だという認識がありましたし、そういった一人一人の意識がゴールを守ったりスペースを埋めるってことにつながったと思います。ただもっとそういう意識を高めないと失点は減らないですし、守ってるときに危険な位置はどこなのかというのを常に感じてないといけないと思います。」
――きょうの引き分けをチームとしてはどう捉えてますか
「勝ちしか許されない状況っていうのは全員で共有していた中で、負けに等しいというか、勝ち点2を失ったという認識です。自分たちが優勝するうえではもう残り全勝しないといけないと思いますし、優勝を目指して日々のトレーニングだったりに向き合っていかないといけないと思います。」
――次の試合に向けての意気込みをお願いします
「国士舘大に対しては自分自身もアミノ(アミノバイタルカップ2014)で苦い思いをした(●0-2)相手なので、その借りを返したいと思いますし、もう一度自分たちが優勝するために前向きな手応えと内容が欲しいので、しっかり勝ち点3取れるよう準備したいです。」

●DF八角大智(3年=流通経済大柏高)
――久々のリーグ戦(関東大学リーグ戦)先発出場となりましたが、試合前はどのようなお気持ちでしたか
「ちょうど1年ぶりだったので、この1年間いろいろ支えてくれた人に恩返しする意味で勝ちたかったのですが、勝てなかったので残念でした。」
――試合全体振り返ってみて、この結果についてはいかがですか
「勝ちにいって勝てなかったので、そこは残念です。」
――2失点ということで、守備の面での課題はありますか
「個人ベースで、サイドの選手だったらクロスを上げさせないだったり、中だったらしっかりマークつけ切ってシュートを打たせないというところを、もっと突き詰めていかないと、失点してしまうと思います。」
――駒大相手に、どのような試試合をしていこうということはありましたか
「ハイボールを多様してくるチームということは分かっていたのですが、自分たちが練習の中でつくりづらい環境やリーグ戦のリアリティというのがあって、特に駒大だったら練習でつくりだせない状況があって、臨機応変に対応していくということをやっていました。」
――実際にやってみて、対応が難しかったところはありましたか
「競り合いのところの迫力というのは、自分たちの基準の上というかやっている範囲よりも高いレベルだったので、そこでの対応は難しかったです。」
――次戦の国士舘大に向けての意気込みをお願いします
「勝ち点を落とせないので、勝ち点3だけをとります。」

●MF堀田稜(3年=浦和ユース)
――引き分けとなりましたが内容を振り返っていかがですか
「攻撃のシーンでは前に人数をかけて得点できたこともありましたし、相手の切り替えがあまり良くないということをみんなで共有していたので、切り替えの部分で先手を取ってあのように得点できたのは良かったです。でも逆に守備の面において、ロングボールで押し下げられた後に後ろのマイナスのスペースを埋めようと意識していたんですけど、そこができずに2失点目もしてしまいました。1失点目に関しても競り合いに行けずに大きく跳ね返されてそのままゴールにつなげられてしまったという点で、失点に関して課題の残るゲームだったと思います。」
――ロングボールには具体的にどのように対応していましたか
「全員で共有していたこととして、センターフォワードにボールが入った時にセンターバックのプレッシャーと中盤のプレスバックという部分は意識してやっていたんですけど、いいシーンもあれば悪いシーンもあって、そこで枚数をかけられて攻撃に厚みを加えられて押し込まれたシーンもありました。特殊な攻撃をしてくる相手ですけど、一言で良かったとは言えないと思います。」
――ピンチを多く招いてしまった要因はどこにあると思いますか
「自分たちがクリアしたボールに対して全体を押し上げられなくて、大きいボールで跳ね返されたりして自陣で押し込まれるシーンが多かったです。むしろ自分たちが相手の裏へ裏へボールを送って蹴らせても窮屈なボールにして相手の自陣の中に押し込むことをしたかったんですけど、それを逆に相手にやられてしまったという印象があります。そういう面で相手の色を出させてしまったなと思います。」
――相手選手にはフィジカルの強い選手や身長が高い選手が多くいましたが、それに対してやりづらさはありましたか
「僕自身がマッチアップした選手は大きくなかったので、自分自身は感じていないんですけど、やっぱりロングボールに対して頭で簡単に反らさせてしまったりとかボールを収めさせてしまうシーンが多かったので、そういう面では相手の身体能力の高さはすごく感じました。」
――攻撃面についてですが、チャンスがたくさんある中で2得点ということに対してはどのように評価していますか
「1点目に関しては自分がボールを持って上がった時にサイドバックの八角(DF八角大智、3年=流通経済大柏高)が追い抜いて厚みを加えてくれて、中にも人数かけられてファーサイドの貴司くん(MF近藤貴司、4年=三菱養和SCユース)がフリーになって得点できたということで全員で切り替えから厚みを加えようと意識していたのがかたちになったと思います。2得点目に関しては宮本(FW宮本拓弥、3年=流通経済大柏高)の素晴らしいシュートが入って、拓真(DF金澤拓真、3年=横浜F・マリノスユース)の大きいクリアがゴールにつながったのでその点は良かったです。でももう少しチャンスをものにできたかなと思います。」
――左サイドでチャンスをつくるという点に関して、きょうはどうでしたか
「自分としては裏へ裏へボールを引き出して狙っていきたいと思っていたんですけど、まだまだボールホルダーに対して自分の距離が遠くて蹴り切れないシーンがあったり、うまく狙った位置に対してボールを運べないシーンがまだまだあります。それは自分の出方もそうですし、出し手のボールの持ち方もそうですし、もっともっと議論を交わしてやっていきたいです。そういう面でまだまだ課題はあるなと感じます。」
――次節の国士舘大戦へ向けて意気込みをお願いします
「国士館大も一対一という部分にすごくこだわっているチームなので、次の試合も球際やセカンドボールの奪い合いといった個と個の勝負が勝敗の分け目になってくると思います。チームとして何をするということももちろんですけど、まずは個人が目の前の相手に負けないという強い思いを持って戦うということがキーになると思うので、そういう部分を全員で共有してやっていきたいです。」

●FW宮本拓弥(3年=流通経済大柏高)
――引き分けに終わりましたが、いまのお気持ちを教えてください
「勝てた試合だったのでそこを引き分けにされてしまって、自分たちの実力を示された試合だったと思います。」
――内容を振り返っていかがですか
「相手と競り合いをした時には相手の方が自分たちより優っていましたし、うまくロングボールに対応できなかったというのが引き分けてしまった理由かなと思います。」
――スカウティングの段階ではロングボールへどのように対策しようと話されていたのでしょうか
「相手のロングボールが一番の脅威だということで、いつもはやらないヘディングの練習をしたりして対応していたのですが、やはり相手は身長も高くて強いので練習ではなかなかリアリティがなくて本番勝負になってしまいました。そこが甘かったと思います。」
――相手のフィジカルの強さがこの結果につながりましたか
「フィジカルの強さもそうですけど、自分たちの対応力のなさもあると思います。」
――前期に対戦した時と比べていかがでしたか
「僕は前期の駒大戦はケガで出ていなかったんですけど、見ている限りでは前期よりも数段に競り合い一つでもパワーアップしていましたし、運動量や切り替えの部分でもレベルアップしていました。」
――チャンスが多かった中で2点で終わってしまったことはどのように捉えていますか
「チャンスがたくさんありながら2点というのは得点能力がないというか、練習で補うしかないと思います。」
――ご自身の得点シーンの振り返っていかがですか
「自分自身得点がほしかったので、思い切り振り切ったおかげでああやってシュートがゴールに入ってくれたので、あのようなシュートは本当に増やしていきたいと思います。」
――次節への意気込みをお願いします
「前期は点も決めていて個人的には得意としているチームですし、きょう引き分けてしまって連勝につながる新しい勝ちができるようにしたいです。」

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