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[コマスポ]駒澤大、桐蔭横浜大戦プレビュー

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]
 第88回関東大学サッカーリーグ戦1部第16節は5日、味の素フィールド西が丘で駒澤大が桐蔭横浜大と対戦する。

 前節は首位順大相手に見事な完封勝利。エース小牟田洋祐(4年=前橋育英高)の2試合連続決勝弾で後期リーグ全勝であった順大に土をつけると共に、駒澤大の連勝も「2」と伸びた。今節対する桐蔭横浜大は現在8位。残留争いに片足を踏み入れていたが、直近2試合では王者専修大、総理大臣杯で連覇を達成した流通経済大に連勝。勢いそのままに、駒澤大と「3連勝」を賭けて相見える。前期リーグでの両校の一戦は点の取り合いとなったが、終始リードを保った駒澤大が3-2で勝利を飾っている。

 インカレ出場、上位追撃へ臨戦体制となった駒澤。インカレ圏内の6位との差は前節と変わらず「2」。4位早大との差は「5」と、上位進出も現実味を帯びる数字となってきた。落とせない戦いが続く中、前節は守備陣が奮闘。リーグ戦4試合ぶりとなる無失点を記録した。主将の平尾優頼(4年=市立船橋高)は試合後「毎試合得点を決めてくれるFW陣に感謝したい。(無失点という結果で)恩返しが出来た」と語った。15節を消化し、無得点だったのは4回。後期は現時点で毎試合得点を記録している。守備陣が無失点、悪くても最少失点に抑え込めば、自ずと駒澤大が勝利を手にする確率は高まる。ただ、守備面での不安はないとは言えない。今年の駒澤大は立ち上がりがとても不安定だ。守備陣だけの問題ではないが、チームとして改善していかなければならない。選手からも口々に「立ち上がりが~」という言葉を耳にする。前節は集中した立ち上がりを見せることが出来たが今節はどうだろか。注目して見てみたい。

 リーグ戦もいよいよ終盤に近づいてきた。明確な目標がある中で下位チーム相手に取りこぼしは禁物だ。ここからリーグ終盤までは勝ち点「1」の重さが出てくる。優勝を狙うチームや残留を争うチーム、インカレ出場を狙うチーム。それぞれ戦い方がはっきりしてくる。ただ追う者が目指すべきものは揺るがない。今の駒澤には勝ち点「3」が必要なのだ。勝ち続けることでチームの目標が自然に近づいてくるだろう。


(文 駒大スポーツ 権平雅大)
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