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[早スポ]早稲田大、専修大戦後のコメント

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[早稲田スポーツ ゲキサカ版]

 早稲田大は9日、関東大学サッカーリーグ1部第21節で専修大と対戦し、2-3で敗れた。

以下、試合後の早稲田大コメント

●MF近藤洋史主将(4年=名古屋U18)
――試合を終えていまのお気持ちは
「力負けしてやられたなというか、悔しい気持ちです。やってやろうと意気込んだ中でこうやってやられてしまったので、そこが一番悔しいです。」
――試合前は専大が相手ということで特別なモチベーションはありましたか
「そうですね。専大に対して勝ったことはなかったのでモチベーションは高く持って試合に入りました。」
――早い時間帯に失点しましたがその後チームを鼓舞する姿が印象的でした
「自分たちの強みに対しての自信とかはありますし、失点する時間はまずかったですしやられ方も悪かったと思いますけど、失点してしまった後が一番大事だと思ってました。まだ早い時間帯でしたしやれるっていう気持ちもあったので、そこの共有とかチームの雰囲気はつくるように心掛けました。」
――同点に追いついていい流れでハーフタイムに入りましたが、ロッカールームの雰囲気はいかがでしたか
「監督(古賀聡監督、平4卒=早稲田実高)からは、「前期(●0-3)も前半はこういった戦いで、後半にやられたってのを忘れちゃいけない」って言われて、そういった意識付けをされました。サッカー的なことで言うと、高い位置で奪ったりファーストディフェンスからプレッシャーをかけて、ゴール前で相手に勝負させないっていうことを話しました。」
――逆転した後に取られた2点目が時間的にも、状況的にもすごく痛かったと思いますが振り返って
「失点した後にそれでもそこからさらにパワーを出したりゴールに向かう姿勢を強めてくるのが専大っていうチームで、そこに対して自分たちが対応できなかったことや、得点した後の時間帯を大切にして、もっと守備を大切にしようとか守備をする時間にしようとか、そういう共有ができなかったというか、弱かったのがすごく残念です。」
――バイタルエリアに対しての縦パスに体を投げ出して守備をするシーンもありましたが、バイタルでの守備はいかがでしたか
「バイタルは意識して締めようとはしてましたけど、後半ファーストが決まんなくなった中でちょっとでも気を緩めるとバイタルに入れられてしまったりして、もっとハーフタイムで共有したように高い位置でファーストディフェンスしたかったんですけど、それが体現できなかったという点で相手の方が上でした。」
――最後の3点目を奪い切るあたりに専大の強さを感じましたがいかがでしたか
「率直に試合の中でどちらがゴールに向かって勝負したかと言えば、失点もありましたけど専大の方がその前からも常にゴールに向かって、仕掛けながらゴール前に勝負しようという意識がありましたし、自分たちの攻撃と比べれば相手の方がゴールに向かって勝負してたのでゴールの確立も上がると思います。自分たちのプレッシャーがかかり切らなくなったあたりが、専大の強さだと思います。」
――前期は0-3、今回は2-3と失点は変わらないものの点差自体は縮まりました。この結果を受けてチーム力は縮まったか、あるいは離されたかと言えばどちらでしょうか
「チーム状況からして自分たちは決して悪い状態ではないと思ってましたし、逆に専大の状態の方が悪いんじゃないかという思いがありました。正直勝つというか、勝ち切れるチャンスはあったと思うので、この結果はやっぱりまだまだ力不足だなと感じてます。」
――関東大学リーグ戦(リーグ戦)もまだありますが、全日本大学選手権(インカレ)で専大にリベンジしたいという気持ちはありますか
「そうですね。専大や明大を倒さない限りは優勝もできないと思いますし、そういった個の質の高い相手には勝ちたいと思ってます。」
――次節は早慶戦となるので多くのお客さんが入ると思いますが、お気持ちは
「もうモチベーションはそれぞれ自ずと上がってくると思いますし、早慶戦ということで状況に関係なく勝つしかないと思います。モチベーションを高く練習に取り組みたいと思います。」
――慶大は勝たなければインカレの出場権を逃すかたちになるためかなりのエネルギーを持ってやってくると思われますが、その点に関してはいかがですか
「そういった相手にエネルギーで負けないのがうちの強みだと思いますし、気持ちの部分で負けたら話にならないと思うのでそこはしっかり強い気持ちをもってやりたいと思います。」
――ここまで無得点ですが最終節、今季初ゴールへの思いもあるのではないですか
「そうですね。チャンスがあれば自分のところからどんどん狙っていきたいですし、ゴールを取りたいっていう気持ちはあります。応援してくれる方たちが多くいるので、そういった方のためにもゴールを決めたいです。」
――近藤洋選手にとっても最後のリーグ戦、その試合に向けての意気込みをお願いします
「いままでサッカーやってきて関東リーグは最後となりますが、自分のすべてをぶつけられるように1週間準備していきたいです。」

●GK松澤香輝副将(4年=流通経済大柏高)
――専大相手ということで、何か特別に意識していたことはありますか
「4年間、ぼくが1年生のときに入ったときから専大が1部に上がってきて、1度も勝ったことのない相手だったので、ライバルのGK福島春樹選手もいますしきょうはどうしても勝ちたかったです。」
――先週明大に負けてから(●1-2)、きょうまで取り組んできたことはありますか
「リスタート、セカンドというところは、意識していた中で前半の立ち上がりにああいったかたちで失点したので、今週そういったところを意識してきましたけど、やっぱりそこの部分は改善されていなかったと思います。チームとしては強みを伸ばしてやっていこうというのを意識してやっていたので、そこはきょうの試合では少しは変えられたと思います。」
――きょうのチーム全体のプレーを振り返ってみていかがですか
「攻撃の部分では、相手からボールを奪ってから速くというところを意識していたので、その奪った後に全員が攻撃にかかる意識であったり、関係性というところでは、いい攻撃だったり、1点目のシーンであればそういったところはうまくできたからこそ、得点につながったのかなと思います。攻撃全体を通してみても、何度もチャンスをつくっていたと思いますし、前に比べたらそういったところは良くなってきているのかなと思います。ただ守備のところで、クロスからの失点があったので、ああいったはやいタイミングでクロスを上げられたときの守備の対応というところが、まだまだ自分たちとしては課題になっているところだと思います。」
――専大の印象はいかがでしたか
「彼らは優勝を目指してやってきている中で、点を取られた後の戦い方というのは、自分たちとしてはやりずらいというか、ああいったところでエネルギーを出してくるので、非常に苦しみましたし、それを得点につなげてきて、専大の攻撃力は非常に高いなと改めて感じました。」
――結果的には負けてしまいましたが、専大との差は感じられましたか
「相手を見て好判断するというところで、自分たちより専大のほうが質が高いと思いますし、技術的なところでも自分たちよりも上回っていると思います。決めるべきところで決める力であったり、攻撃のところでリスクを冒して前に出ていく力というのはものすごくて、自分たちとは違うというか自分たちとの差なのかなと思います。ただ守備のところでは負けているとは思わないので、失点はしていますが、自分たちのほうがどの試合でも粘り強くやれていると思うので、3失点はしましたがそんなに悲観することはないと思います。」
――きょうのご自身のプレーを評価してみていかがですか
「失点シーンを振り返ってみても、自分が全部守れるわけではないですが、そういったところで何かビックセーブがあったら流れは変わったと思います。全体的に自分自身のミスは少なかったと思いますが、止めるべきところで止められる選手になりたいなと思っています。」
――4年間専大に勝つことができなかったということに関してはいかがですか
「それについてはものすごく悔しい気持ちでいます。どうやったら勝てるのだろうと考えても、次に専大とあたることはインカレであるぐらいだと思いますし、何で勝てないんだろうということは試合終わった後には思いました。一人一人の個の力が専大のほうが上回っているからではないかと思います。」
――次の慶大戦に向けての意気込みをお願いします
「最終節は何が何でも慶大には負けるわけにはいかないのですし、これだけ負けてウルトラス(ULTRAS WASEDA)の方にも申し訳ない気持ちでいるので、自分自身にとっても最後のリーグ戦ですし、ウルトラスの方々であったり支えって下さる方々と一緒に喜びを分かち合いたいなと思います。」

●FW上形洋介(4年=早稲田実高)
――率直にいまの感想をお願いします
「4年間専大に勝てなかったという結果が残ったので非常に悔しいです。」
――4年間勝ちがない専大戦ということで4年生には特別な思いがあったと思います。この試合に向けてチームではどのようなことを話してきましたか
「いまの4年生は一度も試合に勝てていなくて何か残さなきゃいけないという使命があったので、きょう専大に勝って自分たちがこれからまた新しい歴史をつくっていくんだという強い意志を持ってやったんですけど、本当に残念な結果になりました。」
――この試合、スタンドにいるワセダの選手たちもユニフォームを着ていたのが印象的でしたが
「ほんと例年に比べてことしは見ている選手もみんな一つになって戦ってくれているのでそういった人たちの為にもピッチ内の人には勝利が求められていると思うんですけど、やっぱり結果を出せないということはそういう人たちに申し訳ない気持ちでいっぱいです。」
――久しぶりのスタメン出場となりましたが
「自分自身後期初めてのスタメンで…。(これまで)思うことはいろいろあったんですけど、それよりも自分がうまくいかない時があったり結果が出せない時があっても近くで多くの人に支えられて、応援されていまの自分があると思うので、そういう人たちの為にきょうは本気でプレーしようと思いました。」
――前半の早い時間での失点からすぐに追いつくことができた点を振り返っていかがですか
「きょう初出場だった鈴木裕也(MF鈴木裕也、1年=武南高)が本当に良いパフォーマンスをしていて、あの点は彼のおかげだと思うのでほんとに彼に感謝したいです。」
――試合を通して堂々とプレーしていた鈴木選手の印象はいかがですか
「ほんと練習の中からみんなの信頼も高いですし、一つ一つのプレーの精度の高さであったり体の強さというのは1年生とは思えないようなものを持っているので、一緒にやっていて頼もしい限りでした。」
――後半のPKの際の心境をお聞かせください
「PKを貰った瞬間から自分が蹴ると決めていましたし、練習の中でも最後にPK練習を個人的にやっていたので自信はありました。」
――久しぶりのゴールとなった点に関しては
「本当に遅すぎますけど、ウルトラスさん(ULTRAS WASEDA)をはじめたくさんの方々に自分に期待していただいてたので、そういう人たちの為に絶対ゴールを奪ってやろうという気持ちでやったのでその点に関しては良かったです。」
――ゴール後すぐにULTRAS WASEDAの方へ向かったのが印象的でしたが
「後期始まってなかなか点が取れなくてその中でもウルトラスの方たちがいつも声を掛けてくれたりしていたので、点を取ったらウルトラスさんの方に行くと決めていたので少しでもそれができて良かったです。」
――勝ち越した直後の失点がもったいなかったのではないでしょうか
「あれも自分のちょっとしたミスでパスがずれてしまってそれがそのまま(専大の)カウンターになって点を決められてしまったので、自分も甘い部分がありましたし、チームとしてもあそこはもう一回締める時間帯だったのでそこの勝負強さってところで課題が残ります。」
――同点後試合の展開がオープンになった際、ワセダの攻めのエネルギーにいままでにない程の強さがあったと思います。その点に関してはいかがですか
「勝ちしかない状況だったので、勝ちたいという気持ちが一人一人強かった分チームとしても力が強くなったと思うのでそれがああいったエネルギーになったと思います。」
――この敗戦で専大には4年間勝ちなしに終わりました。いままでの4年間を振り返って思うことはなんですか
「自分自身、1年生のときはまったく試合に絡めてなくて2年生のときに少しずつ試合に出させていただいて、2年の前期の専大戦は出場することができず後期ではメンバーから外れて目の前で専大の優勝が決まるという屈辱的な展開になって、3年目は専大との試合だけケガで出れなかったので4年になって初めて専大と対戦することができたんですけど、やっぱやっていく中で相手の一人一人の個の強さを前期で感じることができて後期はそういった意識を持ってきょう試合に入ったんですけど、やっぱり勝ち切れなかったってことは専大の方が上手だったんだなって改めて思います。」
――きょうの試合で感じた手応えはありますか
「前期やったときよりは確実に差が縮まってる感じはあったんですけど、やっぱり最後のスコアを見たら結局負けているので、インカレ(全日本大学選手権)で当たる機会があれば必ずこの借りを返したいと思います。」
――次の早慶戦はプライドを懸けた戦いになるのではないでしょうか
「自分にとっても関東大学リーグ戦最後の試合ですしそれが早慶戦ということで、チームを支えてくださってる全員であったりチームメイト、そういった人たちの分も全力で表現できたらなと思います。」
――早慶戦に向けて抱負をお願いします
「いま(対慶大戦)9連勝中というプレッシャー、早慶戦負けられないというプレッシャーがあるので、そのリアリティを練習の中で出していけるかが勝負を握ると思うので、きょうから次の試合に切り替えてやっていきたいと思います。」

●MF近藤貴司(4年=三菱養和SCユース)
——前節の明大戦の敗戦で優勝の可能性が無くなってしまいましたが、今節に向けて1週間どのように取り組んできましたか
「まずはこの専大戦に向けて、いままで専大には勝ててないということでモチベーション高く練習できましたし、支えてくれる人たちがいるという中で優勝の可能性は無くなってしまいましたがリーグ戦(関東大学リーグ戦)残り2試合勝とうということでやってきた中でのきょうの敗戦でした。自分自身1回も勝てないで終わっちゃいましたし、本当ふがいない結果です。」
——1-1ということでしたがベンチから見ていた前半はいかがでしたか
「どちらもやりたいことはできていなかったと思いますし、失点はしましたけどすぐ追いつけたことで精神的にもやりたいことはできていたのかなと思います。」
——後半5分で珍しい左サイドでの出場になりましたが
「左でも普通にできるので、受けたらドリブルなりパスなりしてゴールに向かおうということだけは意識していました。」
——その後いつもの右サイドに移りましたが
「自分は(右左)どちらでもできるという風に思っています。シュートまでいくシーンは無かったのでそういう意味では力不足かなと思います。」
——ワセダがPKを決めてから早い展開で2失点目を喫してしまいました
「自分も周りもミスから相手にゴールまでいかれてしまいましたし、3失点目も自分たちがマークに付き切れなかったところだったと思います。そんなにやられた感じはないんですけど、負けちゃいました。」
——得意のドリブル突破も見られましたが、そこからなかなか得点につなげられなかった要因は
「もう少し攻撃の選手が落ち着いてから周りを見られていれば、出して動いてという連動性を使って決定的なシーンをつくれていたと思うので、2点取れましたけどもっと取れるチャンスをつくり出すことはできたと思います。」
——今節2-3ということで、勝つためにもっと得点を取れたかそれとももっと失点を抑えられたか、どちらが大きいと思いますか
「一番いいのはそのどちらもなんですけど、専大相手に無失点というのはもちろんやらなきゃいけないですけど難しいことですし、ただ毎回同じくらいのチャンスがある中で自分たちが決め切れないで最後に相手がチャンスを決めてというかたちでいつも敗戦しているので、後期最後の専大戦でしたけど同じような課題が残っちゃったのかなあという風に思います。」
——4年間専大に勝つことはできませんでしたが、内容で言えばきょうが一番惜しいところまできていたのではないでしょうか
「点差だけ見てもきょうが一番惜しいように見えますけど、後期の専大の戦いぶりを見たら勝って当たり前くらいの力が無ければ駄目だと思いますし、その力が無いからこそリーグ戦優勝できずに終わっちゃったかなという風にいま感じるので、まだリーグ戦は早慶戦もありますしそこで勢いづけてインカレ(全日本大学選手権)につなげていければと前向きにやっていくしかないのかなと思います。」
——来週は最終節で早慶戦となります。どのような試合にしていきたいですか
「やっぱり早慶戦というだけで注目度は違うと思いますし、集中応援日ということで部員が声を掛けて集客に力を入れています。最後だから色んな大学の部員も来ると思うので、そこで自分たちはリーグ戦をいいかたちで終わるとともに、やっぱり見ている人たちに何か感じてもらえるサッカーをして、今季の早慶戦全勝して終わりたいなと思います。」

●DF田中進之介(4年=湘南ユース)
——4年間白星のない専大が相手でした
「4年生はいままで一回も勝ったことがなかったのですがそれを変えるのは自分たちだし、専大に対する勝利をチームにもたらして、来季こそは関東リーグ(関東大学リーグ戦)で優勝できるように、ということを考えていました。」
——立ち上がりの失点のシーンを振り返って
「立ち上がりは前から積極的にいこうと言っていたのですが、DFラインが深い位置になってしまって相手のロングスローに対して良い準備ができないまま、こぼれてきたボールに対して誰がチャレンジするのかを決定することができずに相手に足を振られてしまったので、自分たちが崩されたのではなく、準備が不足していたために失点してしまったと思います。」
——その後、初先発の鈴木選手(MF鈴木裕也、1年=武南高)の活躍もあって同点に追いつきました
「はい。あのときは自分たちの左サイドに相手が集まっていたのでうまく右サイドに展開することができて、新井(DF新井純平、2年=浦和ユース)が右サイドで受けた縦のスペースに鈴木が走り込んで奪った得点でした。自分たちが目指している、スペースを見つけて速く攻めるというサッカーをしている中で、いつもは縦になりがちですが今回はうまく横のスペースを使いながら速く攻撃できたので良かったと思います。」
――同点で折り返しましたが、ハームタイムはどんなことを確認しましたか
「前期の対戦でも前半は良い戦いができていたのにも関わらずそこから専大に差をつけられてしまって1-3で負けたので、後期はいままでの自分たちとは違って積み上げたのもがあるから、後半は絶対に相手を上回ろうということを話して後半に臨みました。」
——後半に2失点を喫し敗戦となりました。あと一歩、専大にどこが及ばなかったのでしょうか
「1つのポイントとしては得点を奪った直後に失点してしまったことだと思います。得点後に相手の動きが良くなった中で、そこを守るだけの自分たちの実力がなかったということだと思います。そこが今後の試合で課題になってくる点です。後半の2失点共にサイドからのセンタリングを中でクリアしきれずに決められてしまったので、サイドから速く攻撃されたときに中で自分たちが準備できていないことであったり、その前にサイドにボールを置かせないというところに対して課題が明確に表れたと思うので、改善していけたらと思います。」
——ご自身のプレーを振り返って、評価は
「自分の守備をするポジショニングが少し低かったなと思っています。相手にゴール付近にボールを運ばれたときに自分がPAに入ることが多くて、相手にはPA内で良いプレーをできる選手が多くいたので、相手の侵入を許したという点ではまだまだ自分にディフェンスラインを統率するリーダーシップが欠けていたということだと思います。1失点目の場面では、相手と競ったときに中にボールをこぼしてしまって、絶対に守らなくてはいけない場面で自分が守ることができていなかったので、これからもっとレベルアップしていかなければいけないと思います。」
——次節は最終節の早慶戦です。意気込みをお願いします
「相手が絶対に勝ちたいという思いでやってくることは分かっていますし、自分たちも絶対に負けないという思いでやりたいと思います。テクニカルな面も大事ですけど、相手よりもいかに勝ちたいという思いをプレーで表すかが一番大事になってくると思うので、この1週間、チーム全員で「絶対に勝つんだ」という思いを高めてプレーで表せるようにしていきたいと思います。」

●MF奧山政幸(3年=名古屋U18)
――きょうの試合を振り返っていかがですか
「前期、専大とやってそのときは完敗(●0-3)。ただ、きょうは勝負に出て負けた。違った意味での力の差を見せつけられたように感じました。」
――拮抗(きっこう)した試合をできたというところには一定の満足度があるということですか
「やはり自分が入部してから一度も勝っていない専大が相手ということで、歴史を変えてやろうと思って臨んだ試合でした。リードした場面もありましたが、それもすぐ追いつかれてしまいました。それで結果は負けてしまいました。いつも、終わってから勝てた試合だったんじゃないかなと振り返るのですが、満足というよりは悔しさが強いですね。」
――シュートまでつなげられることが多い試合だったように感じますがどのように考えていますか
「この一週間、相手の変化を見た攻撃というのを意識していて、それが自分たちの弱みでもあったので、それをちょっとずつではありますが克服に向かっているので、結果としてシュートが増えているのだと思います。」
――きょうプレーしてみて、専大相手にワセダができた点、できなかった点はそれぞれどのようなことだと思いますか
「前半は特にファーストプレッシャーを心掛けて、チャンスをつくられる場面もありましたが、それもギリギリで抑えて、ある程度ボールを引っ掛けてからのカウンターができたと思います。ただ、後半相手がボールを持ち始める中で、DFラインが下がってしまって、相手に自由にボールを持たせてしまったなと反省しています。」
――チームの3失点についてはどのように考えていますか
「専大はパスサッカーのチームですが、失点したのはボールを奪われてから速い攻撃を仕掛けられたときやクロスへの対応だと思います。奪われたときはピンチだと思うので、もっと危機察知を心掛けてチーム全体で守れていたらなんら問題はなかったと思います。」
――相手には北出選手(雄星)のようなチームの攻撃を操るボランチもいましたが同じボランチとしてどのように感じていましたか
「全日本大学選抜でも共にプレーしているので、ある程度特徴は分かっている選手です。運動量豊富でどこにでも、顔を出しますし広く攻撃に絡んでくるのは分かっていました。ただ、山川選手(翔也)にボールが、入ってからの北出選手のサポートでやられるシーンもありましたし、バイタルにうまく入られて前向きに勝負されたシーンもありました。もっとそういったプレーを切っていくべきだと感じました。」
――次は慶大戦ですが修正点はありますか
「徐々にシュート数も増えて攻撃はできてきたと思いますし、チーム全体としてのファーストプレッシャーも良くなったと思います。ただクロスからの失点がありました。慶大にもサイドに個性がある選手がいるので、そういった攻撃に対応できるように修正していきたいです。」
――最後に次節への意気込みをお願いします
「今勝ち点3がなかなか取れず苦しい時間を過ごしていますが、このメンバーでの最後のリーグ戦であり、おそらく最後の早慶戦になります。慶大にだけは負けられないので最後、リーグ戦で勝って全日本大学選手権に向けて弾みをつけたいです。」

●DF金澤拓真(3年=横浜F・マリノスユース)
――専大はここ4年間、白星を挙げられていない相手ですが、どのようなお気持ちで臨まれましたか
「4年間勝っていないということで、卒業生の方や自分たち現役生も含めて負の歴史を乗り越えなければいけないと思ってやっていました。そういった意味で優勝という目標が途絶えた中ですが、モチベーションが高く強い思いを持って臨みました。」
――試合内容を振り返っていかがですか
「前向きにボールを奪う場面も何度もありましたし、後半には自分たちの時間もありました。でも後期はずっとそうなんですが、本当に勝負どころというか決めるべきところで決められなくて。細かく突き詰めればいろいろな要因があると思うのですが勝てるようで勝てないんです。そこがまだまだ自分自身整理できていないんですが、近いようで遠い何かがあって、そこに気付いて修正していかないとこういうカベは乗り越えられないと思います。」
――3失点となりましたがディフェンス全体の評価をお願いします
「つまらないかたちで失点してしまったのが1、2失点目で、こうした上位との試合の中であのようなかたちで失点してしまえば間違いなく勝利にはつながらないのでもっともっと自分たちの隙をなくさないといけないですし、イージーなかたちで失点してしまうのはなくしていかないといけないと思います。」
――簡単にバイタルエリアに侵入されたり、マークを外されたりしていたように感じましたが、その点についてはいかがですか
「専大は関係性をつくるのがうまかったですし、一つのボールに対して複数人で入ってきていて、単体ではなくチームでつながりを持って攻撃してきたという印象があるので、自分たちの守備のつながりよりもそういう相手の攻撃のつながりの速さや精度が上だったと思います。単純に個のうまさもありますがそれに加えてチームとしてというか、強い関係性をつくれないとボールはいいかたちで奪えないと思うので、その関係性の部分と個人のファーストディフェンダーというところをもっと高めないといけないと思います。」
――ワセダがその関係性つくれなかったのは具体的にどのような要因があると思いますか
「相手の攻撃の質が高いのはわかっていますが、その中で粘り強いファーストディフェンダーから予測してセカンド、サードディフェンダーというふうに関係性を強くするのですが、そのファーストディフェンダーが遅れたり外されてしまったりすればその関係性は崩れてしまいますし、ファーストディフェンダーがよく決まっていてもオフでいい体の準備やポジショニングができていなければ関係性はつくれなくなってしまいます。要因というのはいろいろあると思うのですが、そういったところを常にやり続けて集中を切らさないことがまだまだだなと思います。」
――専大には個人の技術の高い選手が多くいましたが、マッチアップしてみてどのように感じましたか
「9番の選手(FW山川翔也)だったら球際の強さだったりボールを収める能力がすごくありましたし、そこから攻撃の起点をつくられてしまいました。実際に相手の個の特徴を自分たちの特徴で抑え切るということができなかったので、自分たちの個人個人の特徴で相手の特徴を打ち消すだけのものをつくらなければいけないと思います。」
――ここ4試合、白星から遠ざかっていますがチームの状態や雰囲気はいかがですか
「確かに結果は出ていませんが、Bチームを含めてチームとしての雰囲気や練習に取り組む姿勢は非常に高いので、そういった意味では前期の時よりもチームの一体感はあって、結果が出ていないだけというか、チームとしてはとても前向きにできていると思います。それはいま出ているメンバーがそういった面も含めて自分たちの取り組みが良いものだと証明しなければいけないので結果に結び付けなければいけないと思います。」
――次戦まで1週間ありますがどのようなことに取り組んでいきたいですか
「相手が慶大ということで、その1試合に懸ける思いや勝たなければいけない理由がすごく強くあるので、しっかり動機付けのところから全員で良い競争をして良いかたちで勝利を収めたいと思います。」

●DF八角大智(3年=流通経済大柏高)
――専大相手に試合前から意識したことはありましたか
「意識というよりは、ずっと勝てていない相手なので、今回は必ず勝ちたいという思いはありました。」
――実際に試合を終えてみていかがですか
「やれていないわけではなかったのですが、やっぱり立ち上がりだったり点を取ったあとの隙を自分たちがつくり出してしまったのが、こういった結果につながったのかなと思います。」
――3失点しましたが、DFからみてきょうのディフェンスはいかがでしたか
「自分たちはいままで最少失点でやってきた中で、守備は強みだったと思いますが、やっぱり相手の質が上がったときに、明大戦(●1-2)でも失点しているしきょうの専大戦でも失点していることを考えると、まだまだ強みというよりは、甘さというか隙があるように感じています。」
――攻撃に参加する場面も目立ちましたが、攻撃面でご自身のプレーを振り返ってみていかがですか
「後半たかし(MF近藤貴司、4年=三菱養和SCユース)が入って、自分の前にスペースがあるという状況が数多くあったので、自分はそこで走り切って相手の背後の裏をとることが強みでもあるので、そういったプレーをどんどん増やして、自分が点を取りたかったですけど、点を取るまでに至らなかったということを考えると、まだまだ力不足だったのかなと感じています。」
――専大は対戦してみて、強いと感じたことはありましたか
「強さの定義というか、負けて相手が勝ってスコアで自分たちより上回っている点はさすがだなと。そこにすごくこだわれるチームというか、そこが強さだとしたらやっぱり強いんだなと思いました。やっている中で、絶対勝てない相手ではないという感じももてたので、最後のスコアのところで決め切ることであったり、勝ち切る力というのは、ワセダにはなくて相手にはある力だなと思いました。」
――次は早慶戦となりますが、どのように修正して臨まれたいですか
「ここ2試合で5失点しているので、DFとしては絶対に0にこだわって、もう一回自分たちのサッカーと強みを見直して、慶大には絶対に負けられないので勝てるように1週間やっていきたいと思います。」

●MF堀田稜(3年=浦和ユース)
――専大戦ということで、なにか意識や対策したことは
「相手は個の力が非常に高くてボールを動かすのがうまい相手ですし、そういった意味で自分たちがいままでやってきた守備の部分では関係をはっきりさせることや奪ってから速くゴールに迫ることというのを全員で意識して臨みました。」
――ケガはどうされたのでしょうか
「試合の序盤で接触の際にふくらはぎに相手の膝かなにかが入ってしまって、ただの打撲だと思ってプレーを続けていたのですが、腫れがひどくなってしまって途中から力が入りづらいような状態になってしまいました。自分はできる限りのところまでいこうと思ったんですけど、気持ちに体がついてこない状況だったので、交代というかたちになりました。」
――後半の早い段階での交代は怪我の影響ということでしょうか
「そうですね。前半が終わった時点で自分の100パーセントの力を出せている状態ではなくて、ハーフタイムの段階でトレーナーの方に、状況と後半もできる限りやりたいということを伝えました。それで(後半に)入ったのですが、自分でも明らかにクールなパフォーマンスというのを出せていなかったので、それで交代という結果になったと思います。」
――3-2での敗戦となりましたが、試合を振り返って
「やはりまずは個人として足の状況というのはありましたけど、そんなにサッカーは甘くないので、ピッチの上に立ったらどんな状況でありろうと一プレーヤーとして状況は関係ないと思うので、そういう意味でチームに貢献できなかったことがものすごく自分の中で心残りというか、非常にみんなに申し訳ないなという気持ちです。」
――専大は流動的にパスをつないで攻めてきましたが、守備面で意識したことは
「意識すべきことは非常に明確でしたし、自分もサイドのプレーヤーとして横のボランチとの関係を意識しながらしっかりバイタルのエリアを使わせないように閉じて、外に対してプレッシャーをかけていこうということを意識して臨みました。けれども意識する部分とかは頭で分かっていても体がそれについてこなくて、そういう意味で前半自分が出ている時間帯の中で自分の守備に対してチームに負担になってしまったなという風に感じます。」
――1点目を早い時間帯に決められてしまいました
「スローインからの失点ということで、ヘディングをひとつ落とされた時にそこに対してファーストを明確にできなかったと思います。序盤の失点というのは本当にチームを苦しくするものなので、失点した際にはちょっと甘さが出てしまったかなと思ったのですが、起きてしまったことはもう仕方ないと思ったのでチームとしてやるべきことは変えずに、それは最近できていることなのであまりそこは引きずらずに前向きにやっていこうという雰囲気をみんなでつくっていくことはできたかなと思います。」
――その中ですぐ同点に追いつきましたが、それは大きかったでしょうか
「そうですね。継続して練習の中でも高いパフォーマンスを示してくれていた1年生のMF鈴木裕也(1年=武南高) が点を奪ってくれたということもチームにとって非常にプラスになったと思います。自分たちも対専大という試合にあたって奪ってから速くということを意識して、相手が整う前に奪えたゴールだったので、あのゴールは非常に良いゴールだったと思います。」
――ここ4戦ほど勝ちがない状況で次戦慶大との対戦となります。怪我の状態も心配だと思いますが、意気込みをお願いします
「勝ちがない状況ですけどチームの雰囲気というのは決して悪くないですし、全員が同じ方向を向いていま練習を積めていると思います。自分個人としては少しでも良い状態で慶大戦に臨むための準備というのを、本当に1秒たりとも怠らずに取り組んで、最終節因縁の相手から勝ち点3を奪えるように全員で前向きにやっていきたいと思います。」

●FW宮本拓弥(3年=流通経済大柏高)
――試合を振り返っていかがですか
「専大を相手に自分たちの強みを出していましたし、悪かったゲームではなかったと思います。」
――悪くはなかったにも関わらず負けてしまった要因は何でしょうか
「一瞬の隙を突かれて失点してしまったことと、得点した後にすぐ失点してしまうというところは流れを相手に持っていかれてしまうということなので、そこが負けにつながったと思います。」
――どのような戦略で臨みましたか
「専大は細かくパスをつないでくるのがうまいですし、バイタルエリアでの攻撃を得意としている中で自分たちがうまく相手にさせないようなプレッシャーであったり、前線からのプレスだったりというのを意識していました。そのあたりについては前半は相手の強みを出させていなかったので良かったと思います。」
――前期対戦した際と比べていかがですか
「前期は前半は0-0で自分たちもやれていたと思うんですけど、後半に3失点してしまってやられてしまって。今回は前半も勝っていた状況もありましたし、そういうことに関していえば成長しているなとは思います。」
――途中出場時に何か指示はありましたか
「僕が出た時は2-2だったので、前線で起点をつくって点を取ろうという指示があったんですけど、自分が入って2分くらいで失点したのでそこは自分のせいでもありますし、もう少し守備に行けば良かったと思います。」
――ではご自身のプレーの評価はあまり良くないですか
「そうではないですけど、自分が入って失点したということに関しては、自分が関与していてもしていなくてもそこは引っかかるところだなというだけです。自分のきょうのプレーについては何回かチャンスもつくれましたし、シュートも打てたのでそれほど悪くはなかったと思います。」
――FWとして相手の守備はいかがでしたか
「きょうの専大はそれほどしっかりしていなくて緩さがあるなとベンチから見ていて思いました。2点取れたことに関しては良かったです。」
――きょうの試合から改善したい点は見つかりましたか
「攻撃に関して言えばもっと決めるところを決めたりとか、もっと狙いを持って攻撃したりとか、お互いがお互いを共有しないとうまく攻撃できないと思うので、そういうところを徹底してやっていきたいです。」
――次節は最終節の慶大戦ですが、意気込みをお願いします
「慶大戦は絶対に負けられないので、バチバチした試合になると思うんですけど相手に負けずにしっかり勝ちたいと思います。」

●DF新井純平(2年=浦和ユース)
――前節(●1-2明大)で優勝がなくなってしまったなかで、どうやって気持ちを立て直して臨みましたか
「優勝がなくなってしまったのは本当に悔しいことですが、4年間専大に勝ったことがないので。4年間勝てていないという歴史を変えるような試合をしたいと思って。そういったかたちでモチベーションはつくって臨みました。」
――細かくパスをつないでくる専大への対応などはどのように想定していましたか
「自分たちのエリアでやられない分には全然いいとおもっていたので。回されても落ち着いて対応して、ゴール前に来たときにいかに身体を張れるか、そこで落ち着いて対応できるかが本当に大切だと思っていたので。回してくるということ、個々がうまいということも知っている中でゴール前での対応というのを落ち着いてやることを心掛けていました。」
――1点目のアシストのシーン、サイドチェンジからスペースに縦へのパスを出してアシストを決められましたが、あの場面を振り返って
「そうですね。裕也(MF鈴木裕也、1年=武南高)が走っているのが見えて。サイドバックの裏に大きなスペースが空いていたので。そこに落とせばあいつが決めてくれるというのを信じて出しました。」
――初出場でいきなりゴールというのはすごいことだと思うのですが、一緒にプレーして印象はいかがでしたか
「本当に落ち着いてというか自信を持ってプレーしていたので。関東リーグのレベルでも通用する部分が多くあったのではないかなと思います。」
――前半を同点で折り返したということをどう捉えていましたか
「相手に先制されたなかで、追いついたというのは大きかったと思いますし、1-1は別に悪い状況ではないと思っていたので。後半が勝負だなというのは思っていました。」
――3失点目はポジションが変わったFW山内寛史選手(2年=国学院久我山高)とサイドでのポジショニングで被ってしまう場面もあって、フリーの選手をつくってしまったのかなという印象があったのですが
「前半は裕也(鈴木裕也)とやっていて、裕也に言っていたこととヒロ(山内寛史)に言っていたことというのは別に変わらないし。やり方というのは変えてないつもりだったのですが、やはりあそこで隙をつくってしまったというか。相手がこちらサイドに3人いたと思うのですが、そのなかでもっとパスコースを消す、代わって入ったサイドバックの選手(DF飯田貴敬)が結構ボールを持つ時間が長かったと思うので。前澤(FW前澤甲気)に出す前にあの選手がボールをドリブルしていたなかで、時間ができたところをヒロや中盤の選手にプレッシャーを掛けさせたほうがよかったのかなと。自分も最後前澤と1対1になった場面でやられてしまったのはまだまだ自分の実力不足ですし、あれはこっちサイドで抑えられた失点だったと思います。」
――3失点という部分で守備面での反省点は
「立ち上がりのあの失点というのはなくさないといけないと思いますし、あそこはもっと集中して。こぼれ球とかは防げた失点だったのかなと。あの時間帯での失点はもっとなくしていかないといけないと思いますし、3失点目なんかもまだまだ防げる失点だったのかなと。まだ終わったばかりですがそういうところが自分としては悔いが残ったので。そこはもっと選手間で話をすることや、コミュニケーションを取って修正していかないといけないのかなと思います。」
――攻撃では1点を追う場面でエネルギーを出し続けながらも得点が奪えませんでした。専大との差というのはどの部分にあると思いますか
「自分はサイドの選手なので。クロスのところで言えばやっぱり前澤という選手はあそこにボールを出せるというか。3失点目のシーンですけれど、あれは本当に決定的なボールだったので。そんなにこっちサイドでクロスを上げられる場面は多くなかったなかで、隙というか、ワンチャンスをものにするような質を蹴れる選手がいるというのと、自分自身も何回か抜け出すシーンがあったなかでそこで決定的なボールを送り込めなかったというのが大きな差だと思うので。そこはまだまだ自分の実力というか能力の低さが出たと思います。」
――前期の対戦(第9節、●0-3)よりも手ごたえというのはありましたか
「攻撃の面では、前期はなかなか自分の攻撃参加は目立たなかったと思いますし。攻撃面ではきょうはアシストもできて、比較的よかったと思います。ただやっぱり守備の面で、前期もこっちサイドからニアにクロスを上げられて失点した場面があったので。専大戦だけだはなくてまだまだ自分の危機察知のなさや守備範囲のところで自分がもっと広くしていかないと、ワンチャンスをものにするチームというのは本当に強いチームで。そういったところに勝っていけないと思うので、そこはまだまだ自分がこれから成長していかないといけないところだと思います。」
――残り1節ですが、新井選手自身やり残したことはありますか
「やり残したことといえばいろいろありますけれど。本当にここまで来てしまったというか、あと1節ということに変わりはないと思うので。最近勝てていないなかで、早慶戦というところでまた違ったというか。プライドを懸けた戦いになると思うので。必ず勝ちたいですし、勝つしかないです。」

●FW中山雄希(2年=大宮ユース)
――途中出場でしたがどんなことを意識してピッチに立ちましたか
「自分自身得点を決めることが役割だったので。ワンチャンスで決めようという意気込みで臨んだのですけれど。あまりチームの勝利に直接的に貢献できなかったのは率直に悔しい結果になってしまいました。」
――監督(古賀聡監督、平4卒=早稲田実高)やコーチから何か指示はありましたか
「監督からはどんどん自分の持ち味を出してアクションを起こし続けろというふうに支持をもらいました。」
――何度かボールタッチがあったなかで、決定的なチャンスにはつなげられませんでした
「もっとやはり味方のボール状況を見て、的確な動き出しとか、しっかりボールを蹴るということを考えてやらないと自分自身のよさというのは出せないと思うので。そういうところをもう一度意識してやっていきたいと思います。」
――専大はボールを細かくつないできていました。その辺りはベンチから見ていていかがでしたか
「専大がボールを回す中でワセダもファーストプレッシャーに定めていいプレッシャーを掛けていたと思うのですが。一瞬の隙でやられてしまって、1点リードしていてそこで気が緩んでしまったのかなという思いもあって。そういうところが課題だと思います。」
――次節が最終節になりますが、慶大戦に向けて個人としての意気込みは
「個人的にはアミノバイタルカップ2014の慶大戦(7、8位決定戦、○2-0)で点を決めて、また自分がゴールを決めて直接的にチームの勝利に貢献したいということを強く思っているので。あしたからまた切り替えて慶大に勝つために自分自身を高めてやっていきたいと思います。」
――慶大もかなり気合を入れてくると思うのですがその辺りは
「慶大も強いエネルギーで来ると思うのですが、自分たちも慶大が相手ということでそれ以上のエネルギーを出して、慶大よりも強いエネルギーを出して必ず圧倒できるように。勝ちにいきたいと思います。」

●FW山内寛史(2年=國學院久我山高)
――いまの率直なお気持ちは
「いままでやってきた中で本当に一番勝てそうな試合で、自分の得点を取るっていう仕事ができれば勝てたのかなと思ってます。」
――いま話したように勝てた試合だったという印象でしたが、試合後のチームの雰囲気は
「得点を取って優位な状態ですぐに失点したり、最後に3点目を取られたりして勝負際で負けた、勝負どころで負けた試合だったなと。個々の力で負けてしまったという話をしました。」
――先制された後に追いつくなどいつもとは違うチームの力を感じましたが、ピッチで戦ってみて前半のチームはいかがでしたか
「まず立ち上がりに緩すぎていつ失点してもおかしくない状況だったのでそこは反省すべき点ですし、相手も得点奪った後に緩い守備だったので、立ち上がりは試合として締まりのない試合になってしまったかなと。自分たちが良かったとか相手が悪かったというよりは、自分たちが試合の流れにのまれてしまったことを反省するべきだと思います。」
――2トップはFW上形洋介(4年=早稲田実高)選手との組み合わせでしたがいかがでしたか
「コンビネーションや引き出しは上くん(上形)は速いのでそれにうまく合わせることはできましたけど、タメをつくる部分や2人でチャンスをつくる部分ではまだまだだったと思います。」
――個々の力不足とよく話されてますが、きょう専大とやってみて個の力というのは感じましたか
「やっぱり相手を見て判断して、パスで運ぶだったりドリブルで運ぶっていうのを相手を見て判断していた部分で、こっちの力が足りないかなと感じました。」
――相手の縦パスからの攻撃はシンプルながら強さがありました。守備面できょうの手応えはいかがでしたか
「本当に一番強い専大に比べたらきょうの専大はそこまでではなかったと思いますし、3失点するほどの攻撃をされたわけではなかったかなと。2失点目の場面でも自分たちのミスから相手に優位を与えて奪われた、ミスからの失点だったと思います。相手どうこうというよりは自分たちで勝ち切れない試合にしたと思います。」
――きょうは得点はできませんでしたがきょうのご自身のパフォーマンスはいかがでしたか
「ゴール前に入っていく部分やシュートチャンスをつくっていく部分ではいつもよりできたのかなと思いますけど、最後は精細を欠いたのかなと思います。相手を見切れませんでしたし、そこは自分の力の現状なのかなと思います。」
――サイドに入ってからのプレーはいかがでしたか
「自分が右サイドに入ってから右サイドを崩されて失点したのでそこは自分のせいかと思います。自分としては真ん中で勝負したかったですし、サイドで起点をつくれればよかったんですけどそこまでできなかったので悔しいです。真ん中いたときに得点を奪えなかった時点できょうの勝敗は決まったかなと思います。」
――次節は多くのお客さんが入ることが予想されますが最後に意気込みをお願いします
「自分に対しての期待が高まっている中でここ4試合得点を奪えてませんし、チームも勝ててないので、自分が得点を取れるかが勝敗に関わってくると思います。最後勝つかどうかでインカレ(全日本大学選手権)にも大きく影響してくると思うので、得点を奪ってチームも勝っていい状態でインカレに臨めるように頑張ります。」

●MF鈴木裕也(1年=武南高)
――きょうはリーグ戦(関東大学リーグ戦)初スタメンとなりましたがいかがでしたか
「初スタメンでしたが、先輩が緊張をほぐしてくれるような声掛けだったりをしてくれたので、緊張することなくいつも通りの雰囲気で臨むことができました。」
――スタメンを聞かされた時の感想は
「いままでここまで練習などで積み重ねてきて、そこに対して自信を持っていたので楽しんでやろうと思っていました。本当に楽しみでした。」
――攻守にわたって存在感を発揮していましたが、意識していた点は
「とりあえず積極的に前に仕掛けていって、狙えたらゴールを狙いたいなと思っていて、それが決められて良かったです。」
――ファーストシュートがゴールとなりましたが、自身の得点を振り返って
「純平くん(DF新井純平、2年=浦和ユース)からいいパスが来て、キーパーを見た時にファーサイドに寄っていてニアが結構空いていたので思い切って振り抜こうと思ったら入りました。」
――前節(●1-2明大)で優勝が無くなりましたが、チームはどのようなモチベーションで臨んでいたのでしょうか
「優勝が無くなった訳ですが、モチベーションに関してはいつもと同じように試合に入れたと思います。支えてくれる人たちに向けて自分たちが全力でプレーして勝利することで感謝の気持ちを(表わそう)、という気持ちで全員プレーできていたと思います。」
――相手は攻撃力のある専大でしたが、スカウティングの段階ではどのようなことが挙がっていたのでしょうか
「ゴール前などの細かい連携に慌てずに、自分たちがいつもやっているように守ることができれば守り切れると思っていたので、特にこれといっていつもと変わることはなく自分たちのサッカーをやっていました。」
――ですが結果的に相手のワンツーとバイタルエリアへの速い縦パスに苦しんだように見えましたが、実際に対戦してみていかがですか
「やっぱり細かい足下の技術はうまかったので、きょうやられたことをしっかり反省して次の試合に生かしていきたいと思います。」
――ここ4試合なかなか勝ちきれない状況が続いていますが
「別にチームの雰囲気とかが悪い訳ではないんですけれどなかなか結果だけがついて来ないという状況なので、どこが原因かはよく分からないんですけど、自分たちはいつも通りぶれずにひたむきに練習から取り組むだけだと思うのでそこをやっていきたいと思います。」
――次戦は最終節・慶大戦となります。またスタメンでの起用もあるかと思いますが、最後に意気込みをお聞かせ下さい
「前期の早慶戦(○2-0)と早慶定期戦(○1-0)を自分はスタンドで見ている立場だったので、その時に感じた思いが強くてそこで出たいと強く思ったので、もし出れたらその思いを発揮してチームの勝利に貢献していきたいと思います。」

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