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[全日本大学選抜]MF端山豪(慶應義塾大)「どんなときでも得点に直結するプレーを」

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 4月20日から22日にかけて、東京都内で合宿を行った全日本大学選抜。7月にはユニバーシアード競技大会が控えており、5月11日には正式メンバー20名が発表される予定。今回の合宿は最後の“選考会”の意味も持った。ゲキサカでは合宿へ参加した全26選手のインタビューを掲載します。

 第23回目は慶應義塾大MF端山豪(4年=東京Vユース)。追加招集となった昨年9月の強化試合(U-21日本代表戦)を最後に全日本大学選抜から外れていたが、今年3月のバルセロナ遠征で復帰を果たした。同遠征での出場時間は短く終わり、日韓戦でも出番がないまま試合を終えた。それでも確かな技術を武器とするMFは、最後の選考会となった浦安戦で得点を決めて、猛アピール。招集外から這い上がっての世界大会行きを目指す。(※取材は浦安戦の2日前、4月20日に実施)

―慶應義塾大が上がり調子な中で全日本大学選抜を迎えたが?
「チームの調子と個人の調子はリンクしていると思うし、こういういい流れのときに選抜へ来れたので、しっかりとパフォーマンスをしないといけないと思う。この合宿からチームへ戻ったら、慶應でしっかりしないといけないですが、今はこの合宿が非常に大事と考えているので、そこに全力を注いでいきたいです」

―全日本でのアピールポイントは?
「このチームであまり点を取ったりはできていませんが、自分は攻撃の選手なので。残り短い期間ですが、そこをアピールしたり、得点に絡むプレーというのをみせていきたい。それと、チームのために貢献するというのをプレーで表現できればと思う」

―スペイン遠征では出場時間も短く、悔しい思いも?
「ずっと全日本大学選抜のメンバーには入っていないなかで、久々に呼んでもらえて、すごくモチベーションも高かった。ただ、だからといって急に試合の中心選手として出れるとは思っていないし、出遅れている分を取り戻したいという感覚でいました。もちろん、出場時間が短かったりで悔しい思いもありましたけど、久々にみんなとプレーができて、長い時間を共有して、得たものは大きかったなと思います」

―今後への課題は?
「個人的に思うのは、もっとどんな試合でも得点に直結するようなプレーをコンスタントに出来るようにしたい。苦しい試合でも、優位に立っている試合でも、そういう仕事ができるようにしないといけないと思います」

―進路の決断はいつ頃に?
「7月のユニバーシアード大会後になるのかなと思いますが、まだわからないです」

―最後の選考会へ意気込みを。
「人数も絞られてきて、自分が本戦に残るのか、バックアップのメンバーに入るのか、本当にシビアなところだと思う。今まで以上に危機感もあるし、このチームでしっかりと本大会で結果を残さないといけないという思いもある。短い時間ですが、今まで以上の準備をして、しっかりとアピールしたいと思います」

(取材・文 片岡涼)

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