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[デンチャレ]「就活」新潟医療福祉大DF秋元琉星が同点ヘッドも…プレーオフ選抜は関東Bへのリベンジならず

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[3.2 デンチャレ決勝 関東選抜B3-1プレーオフ選抜]

 またも関東選抜Bの壁に跳ね返された。プレーオフで敗れたチームの選手で編成されたプレーオフ選抜だが、プレーオフを制した関東選抜Bへのリベンジマッチとなった決勝に、1-3で敗れた。

 選手たちもリベンジの気持ちを強く抱いて試合に臨んでいたという。後半20分に右クロスを頭で合わせて一時同点に追いつくゴールを決めたDF秋元琉星(新潟医療福祉大3年=青森山田高)も「点を取れたことはよかったけど、勢いをつけられなかった」と悔しさを噛み締めた。

「(大会を通して)自分のミスで失点してしまった場面があった。チームのみんなに助けられていたので、次は自分が助けたいなという気持ちでした。力の差を感じた大会になったので、北信越全体のレベルも上げていけるようにしたいと思いました」

 大会を通して多くのJリーグスカウトが見守った大会で、秋元自身も「就活」の考えを明確にして臨んでいた大会だった。高校時代まで常勝を求められた青森山田高で過ごし、新潟医療福祉大でも2年時に大学選手権(インカレ)で準優勝を経験した。ただ現時点でプロクラブからの関心は耳に入っていないという。

 インカレ準優勝時にチームメイトだったFW小森飛絢(千葉)やMFオナイウ情慈(仙台)らと練習した日々は、今でもかけがえのない経験だったと感じている。「関東のチームとやっても飛絢くん以上はいないし、1、2年でそれを経験できたのはよかった」。武器であるヘディング技術により磨きがかかっているとも感じている。

 今年1年の過ごし方で運命を変える。今回のプレーオフ選抜でチームメイトになったDF橋本悠(福岡大3年=鳥栖U-18/福岡内定)からも多くを学ぶことが出来たと話す。「やっぱり違うなと感じるところはたくさんあった。生活面もいろいろ。プロに行くにはこういうことが必要なのかなと勉強させてもらいました」。自チームに帰って実践することで、更なるレベルアップを図る。

(取材・文 児玉幸洋)

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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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