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[関東]坊主頭の似合う元気印!流経大FW清水蒼太朗が2年連続開幕戦弾!!「今年はこのままどんどん行きたい」

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同点弾を決めて吠えるFW清水蒼太朗(3年=流通経済大柏高)

[4.7 関東大学L1部第1節 流経大2-1東洋大 流通経済大フィールド]

 流通経済大の元気印が、2年連続となる開幕戦のゴールで逆転勝利のきっかけを作った。

 後半立ち上がりの時間でPKによる先制を許した流経大だったが、同22分、右サイドからDF田口空我(3年=流通経済大柏高)が上げたクロスをFW清水蒼太朗(3年=流通経済大柏高)がヘディングで合わせる。シュートはGK前田宙杜(4年=京都橘高)に防がれたが、跳ね返りに素早く詰めると、左足で豪快に蹴り込んで同点弾が決まった。

 チームは後半43分に主将MF藤井海和(4年=流通経済大柏高)のゴールで逆転勝ちした。ゴールシーンについて「一本目で決めたかったけど、空我とよく練習していた形だった」と振り返った清水は、「去年も開幕戦で点を取ったけど、そのあとペースを落としてしまった。今年はこのままどんどん行きたい」と前向きに話した。

 最近の練習ではなかなか調子を上げられずに苦しんでいたという。「全然シュートが入らなくて、“清水~”みたいな感じてみんなに言われていた」。しかし勝負強さを見せつけるゴール。試合の指揮を執った川本大輔コーチも「試合に出るかどうかという調子だったけど、本番は強かったですね。相手も脅威だったと思う」と唸るほどだった。

 五厘刈りがよく似合うチームのムードメーカーだ。この日の朝にも自ら頭にバリカンをあて、チームメイトに仕上げてもらういつものルーティンで気合を入れ直していたという。「生まれてからずっと坊主というか、伸ばすきっかけがなかった。でも自分でも似合っていると思っているので、今のところは伸ばすつもりもないです」。

 そして清水が決めればチームが勢いづくことを改めて証明した。清水も「具体的には2桁ゴール」と改めて目標を明確にすると、「自分がチームが出来ることは前で体を張ったり、起点を作ったり、あとは誰よりも走ってプレスに行って、プレスバックしてということ。チームのためにやっていれば仲間もアシストもしてくれると思う。仲間のアシストから2桁を取りたい」と力強く話していた。

(取材・文 児玉幸洋)

●第98回関東大学リーグ特集
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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