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[スポ東]東洋大が昨季1部の専大に完封勝ち!

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 第84回関東大学サッカーリーグ2部は4月29日、東洋大朝霞グラウンドで東洋大-専大を行った。結果はFW野崎桂太(国2・大宮Y)がチーム初得点となるゴールを決め、これをDF若狭大志(国3・浦和学院)を中心とした守備陣が完封。1-0で待望の今季初白星を挙げた。

 開幕から3試合が終わり、今だ勝利がない東洋大。今節は、昨季1部に所属し、開幕3連勝と勢いに乗る専大との試合を迎えた。

 試合は強い風が吹く中始まった。序盤は強烈なシュートを打たれるなど、苦しい立ち上がりになる。しかし、そこはDF陣の必死の守りで防ぐ。守りから徐々にペースをつかみ、ドリブル突破や、MF桑田直徹(国1・大宮Y)の惜しいヘディングシュートなど、チャンスを作っていく。

 前半30分、相手選手が2枚目のイエローカードで退場になり、数的有利な状況に立つ。相手からのプレッシャーが少なくなり、パスを回せるようになるが、チャンスを作れず、前半は0対0で折り返す。

 迎えた後半戦、数的有利を生かし、攻撃を強める。時間が経つに連れ相手にボールを持たれる時間が多くなるが、MF勝野洸平(国3・大宮Y)、MF年森勝哉(国1・FC東京U-18)両ボランチの豊富な運動量でチャンスを作らせない。そして後半20分、素早いパス回しから、FW野崎が今季チーム初得点となる華麗なミドルシュートを決め、先制した。

 その後、猛攻を仕掛けられるが、粘り強い守りで防ぎ、初白星を挙げた。強力な攻撃陣をもつ専大を無失点に抑える見事な勝利だった
。 開幕から4試合中3試合で無失点と、守備陣は非常に安定している。攻撃陣も開幕4戦目にして、初ゴールをあげるなど不安材料は見つからない。次節日体大戦も勝利し、波に乗りたいところだ。

以下、試合後のコメント

・西脇徹也監督
「開幕戦から内容は悪くなかったので、いつかは勝てると思っていた。専大に勝てたことで活が入れられた。今までの努力が自信に変わるはず。前半はディフェンスを重視した。ボールを持たれてもプレッシャーをかけて、相手を自由にさせなかった。オフェンスはカウンターが恐かったので、ボールを失わないようにした。パスを回して、相手を疲れさせた」

・新里彰平(国4・八千代)
ゲームキャプテン
「勝ててよかった。1勝したので、これから波に乗っていきたい。專大に勝ったことは次につながるはず。ディフェンスは安定しているので、この調子で次節の日体大にも勝ちたい」

・野崎桂太(国2・大宮Y)
「点を取れたことは素直にうれしい。チームも勝てたので、安心した。自分たちが普段やっていることをやれば勝てるはずだと監督に言われていたし、自分もそう思っていた。この勢いで次の日体大にも勝ちたい」

・若狭大志(国3・浦和学院)
「専大は強かったけど無事に勝ててよかった。無失点で抑えたことは自信になった。今後につながると思う。相手が1人減ってから、プレッシャーが無くなってパスがつながるようになった。自分たち守備陣は、攻撃陣を信じて無失点にするこ
とが仕事。我慢して無失点にできてよかった」

<写真>貴重な決勝点を決めて誇らしげな野崎桂太

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(文 スポーツ東洋:櫻井孝秋)
(写真 スポーツ東洋:草なぎ裕吾)

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